2014年7月31日木曜日

万双のブライドルビジネストートを1ヵ月使用した感想、レビュー

インターネットオーダーしてより手元に商品が到着したのがおよそ1ヵ月位であった。

待ちに待った物が手元届くと感動も通り越して、感激になった。



ダンボールを開けていく時に思ったのだが梱包自体が非常にシンプルであった。(良い意味でね)

シンプルや、スマートと言った言葉が似合うブランドだと思う。


色はグリーンにした。

実際見てみると、ダークグリーンのような色であり暗い所で見ると黒く見える位だ。

明るい所では濃いグリーンに見える。




まず、持ってみるとバックのサイズのわりに軽い。

革のバックでも物によってはズシリと重い場合があるのだが、これは扱い易い。

だがナイロンの軽さには勝てないのであしからず。



ショルダーストラップも付属してくるが、私は使用していない。

理由はストラップが似合わないからである・・・

ストラップ自体もレザーなのでバックに付けるとバックを置いた時にストラップの収まりが悪いのだ。

このバックはストラップが似合わないと思う。



錠前が付いているが使い始めは多少硬かったが、使っていく内に閉まり易くなった。



内部の収納力については結構あると思う。

サーモスの500mlボトルも問題無く入る。

ファスナー付きポケット+3連ポケットもあるので小物の収納も問題無しだが3連ポケットの出っ張りがあるので、荷物をある程度入れた時に出し入れ時に引っ掛る場合がある。

ファスナー自体も非常にスムーズに開閉して良いジッパー使ってるんだろうなーと思う。

只、私の場合はインナーバックを入れてしまっている、その方が使い勝手が良かった。



革のバック全般に言えることだが水には弱い。

濡れたままにしておくと、水脹れになってしまうため、雨等には注意が必要だ。



全体的な使い勝手は、悪くないし所有感も満足出来る物だろう。

価格を考えれば他社では絶対に買えないと思う。



ちょっとビックリしたのがバック自体にロゴや、会社名がどこにも無い事だった。

普通、型押しとかブランドロゴあるのに・・・

作りで勝負と言う事か・・・

こういう所に、職人、万双というブランドの矜持を見たような気がした。

2014年7月25日金曜日

万双のブライドルビジネストートを見に上野に行った話。

実は革物が結構好きで、万双のバックも二ヶ月前位に手に入れたのだ。

二ヶ月使用して、良い所、悪い所等徐々に判ってきたので書きたいと思う。


だがレビューは次回にして今回は上野の店舗に行った話しだ。



そもそも購入の段階で欲しいバックのイメージみたいな物があったのだが、まず

●革であること(ブライドルレザーであれば尚良し)

●ビジネスにも使えて、プライベートでも使用できる物。

●長年使えそうな物

●色は必ずグリーン!!

以上の3点を踏まえた上で探していった・・・



でもなかなか無いのです。

まず革のバックは沢山あるが、ビジネスとプライベートの両立が出来る様なバックが中々無かったです。

あっても高かった・・・

そしてグリーン以外の色は絶対にやだったのでなおさら無かったです。



そして何かの拍子に、万双のホームページを見てビジネストートの存在を知ったのです。

色もグリーンがあり、ブライドルレザーとの事。


安い買い物ではないので実物を見に行きたかったが、卸販売などしていなくて、実物を見るのは上野まで行かなければならない。

インターネットや店舗で予約受付していて基本予約注文なのですが、予約の数に限りがあるので予約スタートして、何時間も経たない内に予約締め切りになってしまうことがあるぐらいの人気っぷりです。




そして実物を見るため上野まで行きました・・・


アメ横のガード下の店舗群の中に万双があるのですが、迷いました・・・

だって俺が行ったとき、陳列してあるバック5~6個位しか前に並んでないんだもん。

余計わからんかった・・・

そして店舗の小ささにびっくりしました!(失礼な話ですが・・・)


ブライドルビジネストートはキャメル色しかなく、他のブライドルレザーのグリーンを確認し実物をイメージしました。


店主と色々な話をしたのだが色々なためになる話を伺うことが出来た。

短い時間話をしただけだが、信頼の置ける職人気質の方だなとお見受けした。


そして一番ビックリしたのがお客さんが途切れない・・・

1人入れば入れ違いするにも、いったん通路に出なければいけない位の狭さでっせ。

でもお客さんがバンバン来る、ちょっと衝撃でしたね、儲かってそうでした・・・


深夜の番組で「俺のダンディズム」と言う番組があり、そこで万双のコードバンの長財布が紹介されたが、俺が行ったのは紹介される前だから、テレビで紹介されてからはもっと凄い事になっているんではないだろうか??


インターネットで予約するつもりで帰宅したのだが、運悪くブライドルビジネストートの予約受付が何日経っても始まらない。

店頭で予約しておけば良かったな、と思ったがここまで来たら意地である。

結局インターネット予約出来たのが店舗に行ってから1ヵ月後ぐらいであった。

2014年7月22日火曜日

オークションについて・・・

yahooオークション等、結構利用するのだが、色々と考えさせられる事があったので書いていきたいと思う。

まず、yahooオークション自体、刀身の出品が出来る様になったのが2~3年位前からであったと記憶している。

刀身と違い当時より刀装具は出品オッケーです。

それ以前は刀身の出品などしよう物なら出品自体を取消されてしまっていました。

最近は見なくなったが当時は、刀身を合法サイズに切って(折れたのか、切ったのか?)細切れのようなものにも入札が入り、高値で落札されていた。

最近ではあまり見なくなりましたけどね・・・


まあ中には、あっと驚くような良い品も出てくるので馬鹿には出来ないのだが・・・



そして私がオークションについて一番懸念している点が2点ある。



●薄利多売による価格破壊●

オークション全体に言える事だと思うが、お店で買うより多くの品が安いのである。

多くの業者も参入していて薄利多売になっている。

実際にオークションを知らない方が落札金額を見ると吃驚なされるのではないかと思う。

ゆっくりだが、確実に、負の連鎖によって全体の相場が下がってくる事だろうと思う。



●落札代行業者による海外輸出●

私は落札だけではなくて、出品も結構するのだが、落札された商品の買手が落札代行業者の場合が多々あるのです。(骨董品全般に多い印象がある)

例えば外国人がオークションを見ていて落札したいと思っても日本語が出来なければ取引出来ないですよね。

そこで手数料を払えば代行で落札してくれる業者がいるのです。

そして、その業者は商品を海外に居る外国人の元へ配送するのです。

文化財の海外流出になっていて結構切ないものがあります。





極端な話、価格が安くなれば、興味がある方等にも手が届きやすいのではないかと思うが・・・

上記2点のマイナス点も見逃せないと思うのである。


2014年7月15日火曜日

倶利伽羅 金無垢目貫 無名

今回は所有している品物の紹介です。

図案は倶利伽羅です。

倶利伽羅はメジャーと言ってもいいくらいの図案であると思う。

結構目貫ならば、良く見かけるのではないだろうか・・・

まず状態が非常に良い、いや良すぎるぐらいだ・・・

気になっている点である。































性格が捻じ曲がっているのか、今までの経験なのか、綺麗過ぎても気になってしまう。

まぁ、それはさておいて、注目して頂きたいのは裏である。

良く言われる格言で「目貫は裏を見よ」というものがある。



































まさにそうだと思う。



そして写真を撮っていつも思う事だが、私は写真を撮るのが凄い下手です。

刀装具を撮る度に思うが、凄い難しいのである・・・

凄い接写しなければ細かい所まで撮れないし、ライティングも難しい・・・

これからちゃんと勉強していきます。

ブログが進むにつれて、写真技術が向上していく様を見て下さい。

2014年7月7日月曜日

刀剣金工図絵 江戸幻想奇譚の紹介 珍しい図案解説本

他の方はどうかわからないが、私は妄想が好きである。

勿論、骨董品においてであるが、私の手に渡る迄のストーリーや作者の思いなどを考え尽くすのが堪らなく好きなのである。

そして刀装具にはストーリーがある。

いわゆる伝奇物語がモチーフになっている刀装具も多いのである。

本来日本刀は身を護る武器であるのだから命と同じ位、いや、場合によっては命より大事な物であったに違いない。

そして刀身を纏う刀装具にも同じ位の精神性を求めたのではないだろうか。

例えば乾坤一擲の場面で己自身を鼓舞する為の刀装具の図絵であったりとか。

はたまた日常生活に置いて、生死の覚悟を忘れない為の図案であったりとか。

平和になった現代社会では無用の長物であるのだろう。



最近思うのが、そういう心構えや、精神性が、今の日本に欠けつつある物ではないだろうか?

物語の裏を読まないと言うか、深読みしないと言ってしまったほうが良いだろう。

時代の流れでありますよと、言ってしまえば確かにそうであるが、このまま日本人の精神性や、覚悟みたいなものがなくなって行ってしまうのではないかと思うと非常に寂しいものがある。

それが無くなってしまえば、日本の形をした別の国の様な気がする。



そして急にであるが、本の宣伝です。


刀剣金工図絵 江戸幻想奇譚である。

これさえあれば今迄意味不明の図案や、刀装具にまつわる伝奇もわかる代物です。

2000円とちょいと高めだが、現在でも新書で手に入れる事が可能なので是非刀装具勉強のお供にどうでしょうか??

金工や技巧について書かれたのは多いが、図絵の解説についての本は少ないのではないだろうか。

是非お勧めです。



2014年7月6日日曜日

国宝・重文109件不明 文化庁調査、未確認は238件

どうやら記事によると
・文化庁が国の重要文化財指定を受けた美術工芸品のうち109件が所在不明と発表

・うち国宝の刀剣1件を含む(所在不明の国宝は短刀「銘国光(めいくにみつ)」)・33件は盗難、所有者の転居や死亡で所在が分からなくなっている事例も多い

・109件のうち59件は工芸品で、刀剣が52件

・確認作業を終えていない重文が238件(うち国宝12件)ある

との事。


画像が国宝の銘国光です。





































う~ん、非常に残念ですね。

実際には、持ち主の状況や、心持が絡んでくるので適当なことは言えないが、さらに調査が進む事によって所在不明の数が増えると思う。

まぁ、国内にあるならまだ希望があるが、国外に持ち出されていたら絶望的であろう。

はたまた価値のわからない人の手に渡れば、ぞんざいな扱いもされるかもしれない。


私は重要文化財や、国宝などを所有したことはないので文化庁がどのような所有確認をするのか知らないが、このような事態になってしまったということは、文化庁の怠慢であると思われても仕方のない事だと思う。

まさに国の宝であるのだから、持ち主にも、文化庁にも、しっかりして頂く事を切に願います。

2014年7月3日木曜日

剥き出しでお出掛けですか??


実は春頃に花見を兼ねて小田原城に武具を見に行ったのでその事を書こうと思ったのだが、ネットで色々調べていたらとんでもない輩を発見してしまった。




まさかこのまま電車に乗ったのかねぇ…

見た感じ恐らく模造刀であると思うが、真剣か模造刀の区別なく持ち歩く時には御刀袋に入れましょうよ。


鍔元を布で縛っているが、こんなんじゃ何の意味もねーから。


何でこいつはこんなに怒ってるんだと思うかもしれないが、日本刀が好きだからこそ余計に頭にきますよ。

こんな事する人がいるから我々愛好家が変な眼で見られるし、電車でこの現場に鉢合わせてしまった人達はどう思ったのだろうか?

知らない人からしたら日本刀を見るの自体が始めての人もいただろうし、真剣だか模造刀かの区別もつかないだろう。

無差別殺人、傷害等のニュースが多い近年、それらを連想された方もいたのではないか?


さらに愛好家にとって頭の痛い問題が起こる可能性もある。

規制である。

実際、ナイフでは問題が起こるたび規制されて手に入れることが出来ない物もある。

何らかの事件で日本刀もそうなる可能性も0%ではないと思う。

だからこそ、モラルやルールは厳守しなければならないし、人様に対して恐怖心を与える行為はしてはいけないと思うのである…