2025年3月2日日曜日

「車好きの聖地」大黒PAはどうなってしまうのか?

 車好きの聖地と言われているが、個人的にはこの表現は疑問が残る。

元々集まる車両も今ほどではなかったと思うが、2000年初頭の大黒PAは音響族が大量に集まっていたと記憶している。

当時は大黒PAには駐車場を埋め尽くすほどの音響族が集結し、ニュースでも問題になっていた。

爆音を奏でる車の傍で踊り狂う若者がいるというのもお決まりのセットで、そんなニュース映像をド田舎のテレビで観ていたのが当時高校生の僕だ。

当時の僕はどっぷりバイクにハマっていて車には詳しくなかったが、こういう場所があるのかと驚いたものだった。


そして、いずれ大黒PAも滅茶苦茶になるだろうなと思った。


バイクで熱心に走っていた地元のスポットが頭文字Dで出てきて、県外ナンバーが多数走りに来ていてたので地元の僕らは冷めた目で見ていたものだった。

なんせ地元のルールやマナーを知らないので好き勝手走るようになり、警察も本腰を入れて巡回してくるようになった、その結果走りに来る人も少なくなった。

結果、残ったのは昔から走っていた人だけだ…ほんの数年でこの状態になった。


大黒PAはと言えば、しばらく経つと、大黒PAに来る人の車両ジャンルが細分化されたように思う。

日本の改造文化はJDMと呼ばれ海外ではブームになっており、現在の大黒PAでは外国人の来訪が多いという。

日本のアングラな車&バイク文化というのは昔からあるもので歴史があり、地方にもあるし都会にもある、場所によっての暗黙の了解というものもある。

僕の今好きなデコトラも、始まりは改造自体が駄目だった時代のアングラカルチャーだ。

そもそも集まりというのはこっそりやるもんで、誰彼も来る大黒PAの状況は良くないだろう。


大前提として大黒PAは公共の休憩場所だし、一般の方々の大迷惑になっている。


大黒PAは20年以上昔からこの状態だが、海外でも有名になっており外国人が多数訪れる状況もかなりマズいと思う。

警察もこのまま放っておくはずもなく、いずれ対策を講じられるはずだが、スポットの終わりっていうのは絶対に来るのでまた別な場所で集まる事だろう。

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