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2019年2月20日水曜日

刀剣業界に衝撃!!刀剣柴田の元店長が客の委託品「長曽祢興里(ながそねおきさと)」を無断販売!!



 客から預かっていた江戸時代の名刀を無断で転売したとして、刀剣販売店の元店長の男が警視庁に逮捕されました。

 業務上横領の疑いで逮捕されたのは千葉県に住む刀剣販売業の中田哲生容疑者(70)です。中田容疑者は2013年、千葉県の男性客(78)から販売の委託を受けて預かっていた江戸時代の名刀、長曽祢興里を1000万円で質店に無断で転売し、横領した疑いが持たれています。

 中田容疑者は当時、大手百貨店に入っていた刀剣販売店の店長を務めていて、取り調べに対して容疑を認め、「社長から業績を上げるように言われ、借金をして架空の売り上げを計上していた。その返済で2011年ごろから客の刀を無断で転売した」と供述しているということです。

 また、「およそ20人から売却を頼まれていた数十本の刀も売った」とも供述しているということで、警視庁はさらに詳しく調べています。(19日14:26)


出典https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190219-00000059-jnn-soci


中田容疑者は「銀座 刀剣柴田」の元店長です。

この事件は業界内でも有名で、「刀剣柴田 大丸東京店」での出来事として週刊誌にもすっぱ抜かれてもいました。

確か週刊誌に載ったのが4~5年前位だったかなぁ。


流石に被害者多数で立件されちまったかぁ・・・


ちなみに「刀剣柴田」をご存じない方に簡単に説明すると、日本刀業界の頂点に君臨するような老舗中の老舗で、超名門店です。


なんでも鑑定団にも頻繁に出演しているしね。


日本刀販売業界での立ち位置は、1位~2位です。
お店も、顧客も銀座の超一流といった、イメージですね。


日本刀販売業者が、顧客の日本刀を横領して勝手に販売してしまう事は稀にあるのだが、今回のは業界内でも騒然としております。


過去には↓のブログ記事も書いています。

「勝山剣光堂被害者の会」が9月6日に発足し、集団訴訟への参加希望者を募っています・・・




ただ、今回の件に関しては、刀剣柴田も厳しくなってしまうのではないかと思います。


私自身、たまに刀剣、小道具を扱い、業界内の末席に位置する者ですが業者内でも色々な噂話が出ていますね・・・


刀剣柴田って言うと、信頼性は抜群なので疑えって言う方が無理です。
お客さんも安心しきって預けてしまったと思うのですが、「騙されるなよ」って言う方が無理だわ・・・

今回の件は私も凄い驚きました。
被害者の方が救済される事を心より願っております。

2018年6月14日木曜日

ヤフオクにて象牙製品が取消された件について・・・

先日、象牙の根付を出品していたのだが1日経った所でYahooから出品を削除されました。

出品を削除されるとデータ自体が消えてしまうので、また手間がかかるなぁ・・・と思っていて、何故削除されたのか暫く調べました。

勿論、Yahooは取消した理由は教えてくれず「自分で規約調べろや!」って感じなので、取消された理由を調べました。

理由はすぐに判明いたしました。

どうやら特定国際種事業者番号を記載しなければいけないみたいで、数年前に届出していたので直ぐに記載して再出品しました。

現在、出品してから3日経っていますが問題ないみたい。


ちなみに出品削除されて原因を改善せずに再出品すると最悪の場合利用停止になります。


ちなみに出品削除されずに一発退場の場合もあります。
つまり、いきなり利用停止ですね・・・


規約は絶対なので、ヤフオクで出品するなら常に規約を確認しなければなりません。

他の人も出品しているからとかは結構危険です。

象牙根付に関しては一般利用者は出品できず、特定国際種事業者しか出品出来無い様になっているので、中心的に取り締まっているのかもしれないです。


私は今回の件を反省して、古物商許可証番号と特定国際種事業者番号を600点近い出品物全てに記載しました。

皆さんをお気を付けを・・・

2018年4月20日金曜日

バッタ屋とは・・・どのような形態か?販売路は?



バッタ屋って最近聞かないと思いませんか?

私は久しぶりにネット上で目にしました。

私生活でも聞く機会がめっきり減ったと思います。








「バッタ屋」とは、困窮している企業や、倒産した所から格安で仕入れて、安く売るお店をバッタ屋と言うみたいですね。

現金商売ですので、仕入れにあたっては多額の現金を持ち歩いていると、聞いた事があります。



でも、「バッタ屋」専門でやっている方は結構少ないのではないだろうか?

他にも収入源や事業があり、その過程で安く仕入れた物を販売しているんだと思うなぁ・・・

例えば片付け屋さんが片付けた物を自社で販売したりとかね。






てっきり、昆虫のバッタからきている俗称なのかなと思っていたのですが、どうやら違うみたい?




バッタ屋とは古道具商の間で「投げ売り」を意味する隠語『ばった』をする店、つまり商品を格安で販売する店のことを意味する。後にバッタ屋は倒産寸前の店舗から商品を買い叩き、安値で販売するなど、正規ルート以外で商品を仕入れ、安売りする店のことを指しても使われるようになる。


うーん・・・古道具商だけど投げ売りの隠語が「ばった」って言うのは初めて聞いたな・・・
古道具業界も高齢の波が押し寄せてきていて、引退する方や、急に見なくなる方などおりますので、中々こういう言葉も教わる機会がないんですな。


ちなみにWikipediaでは↓こうなってました。

もともとは、古道具などを売買する商人の隠語だったといわれる。[誰?]「バッタ」の語源はいくつかの説がある。
〇バナナ売りなどの露天商が、ハリセンで商板(棚)を「バシバシ」と叩く擬音から。
〇道端で拾ってきたような物を売ることから。
〇バタバタと勢いよく落ちる様子を「バッタ」、「ばったり」といい、その擬態語から。
〇不況などでバタバタと倒産した商店の物品を、一括で大量に安く買う業者を「バッタ屋」といい、その商品を売ることから「バッタもん」と言うようになった。
〇戦後、昆虫のバッタの様にあちこちに店を移転する、もしくは商品を他の店へ次々と移動させる様から、倒産品等を扱うお店を「バッタ屋」と呼び、そのお店が扱う商品だから「バッタもん」と呼ぶ。


私は昆虫のバッタからきているに一票ですね。
なぜなら、この様なバッタ屋さんの社長さんのエネルギーやフットワークの軽さと言ったら突然飛来して食い尽くすバッタの様ですから。

2017年5月8日月曜日

安くして売れなきゃ高くして売れ!?

古い物を商っていると長年売れないものがある。

文字どうり仕入れてから、一年や二年・・・場合によっては更に長い年月が売れるまでに掛かる品物の事だ・・・



俗に言う「足が遅い」と言う商品の事だ。

逆に仕入れて即効で売れてしまう商品の事を「足が速い」と言う。




勿論売れる様に、こちらも色々と手法を変えて売り込むわけだが全くの徒労に終わるのである。

じゃあ安くしますか!と安値で出すも何故か売れず・・・

それならば!と、半ばヤケクソで、あえて高く値付けしてほっぽり出しておくと、思い出したかの様に売れてしまうことが多々ある。



ただ単にタイミングが良いのか?

相場より高い物だから良い物だと言う心理が働くのであろうか?




この現象、骨董の世界ではたまに言われる事がある。

「安くして売れなきゃ、駄目元で高く値付けしてみろ」と・・・


「そんな馬鹿な・・・」と、言われた時には思ったが、どうしょうもない足が遅い商品には試してみる事にしている。


2017年3月10日金曜日

陶芸家、九代目長江惣吉さんが、なんでも鑑定団をBPO申し立て 茶碗国宝級騒動 テレ東「お答えすることはございません」

 昨年12月に放送されたテレビ東京系の人気番組「開運!なんでも鑑定団」で、国宝級の「曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)」と鑑定された茶碗をめぐり、鑑定結果を疑問視する専門家が2日、放送倫理・番組向上機構(BPO)に番組内容の審議を申し立てた。

 申し立てたのは、曜変天目の再現に父の代から挑み続け、何度も中国に赴くなどして研究を続ける陶芸家、九代目長江惣吉さん(54)=愛知県瀬戸市。長江さんは「報道機関であれば発信したものに責任を持つべきで、放送内容に疑義が生じた場合は検証する必要がある」と話し、番組での鑑定の根拠を示すことや、場合によっては再鑑定の実施を求めるようBPOに申請している。

 一方、奈良大の魚島純一教授(保存科学)が2月22日、所有者の依頼で茶碗の成分分析を実施。模倣品であれば、塗られている釉薬(ゆうやく)に発色元素が含まれている可能性があるが、分析の結果、そうした元素は検出されなかったと結論づけた。

 しかし、魚島教授は取材に「分析結果は茶碗の評価の真がんを判断するものではない」と説明した。

 テレビ東京広報部は取材に「特にお答えすることはございません」としている。


出典 産経新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170302-00000579-san-ent





所有者の方が科学鑑定は拒否していたとの情報もあったが、科学鑑定にかけたみたいです。

結果は御覧通り・・・

ちなみに徳島新聞の詳細な科学鑑定の内容記事も御覧下さい。




 テレビ東京の鑑定番組「開運!なんでも鑑定団」で、徳島市の男性が所有する陶器が世界で4点目の「曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)」と鑑定され、真贋(しんがん)論争が起こっている問題で、この陶器を奈良大が成分分析した結果、18世紀以降に開発された化学顔料はほぼ検出されなかったことが27日、分かった。番組での鑑定結果に異論を唱えていた専門家は、中国の模倣品と斑紋が酷似していることを理由に「化学顔料が使われている」と訴えていたが、その主張を覆す結果となった。

 陶器の成分分析は、所有する徳島市の男性(57)が2月22日に奈良大の魚島純一教授(保存科学)に依頼した。

 魚島教授は、物質に含まれる元素を検出する蛍光X線分析装置を使い、茶碗表面の色ごとにX線を当て、元素の種類と量を調べた。その結果、アルミニウムなど10種類の元素が検出されたが、化学顔料に使われる元素は発色に影響を与えない程度のごくわずかな量しか出なかった。

 魚島教授は「どの色にX線を照射しても、ほぼ同じ成分が検出され、使われた釉薬(ゆうやく)は1種類とみられる。この結果が出たことで偽物とは断定できなくなった」と話した。

 分析を依頼した男性は「科学的な根拠が持てて納得できた」と言っている。

 一方、陶器は化学顔料が使われた模倣品だと主張していた曜変天目研究家の陶芸家・長江惣吉さん(54)=愛知県瀬戸市=は、今回の分析結果について「これだけでは真贋は分からない。正確な分析に欠かせない器の洗浄が行われておらず、分析方法に疑念も残る」と話した。

 沖縄県立芸術大の森達也教授(中国陶磁考古学)は「南宋時代(12~13世紀)の中国・福建省で作られた陶器の成分と比較するなど、総合的な検証が必要。今回の調査で本物とは判断できない」と話した。

 番組は昨年12月20日に放送され、男性は、曽祖父が戦国武将・三好長慶の子孫から購入したという陶器を出品。曜変天目茶碗と鑑定され、専門家から異論が出ていた。


出典 徳島新聞 http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/02/2017_14882573150769.html


これは勝負ありでは無いでしょうか・・・?

持ち主の方に台湾や中国より交渉が来てるとの情報もあります。

陶工の方も、もはや後に引けないのではないでしょうか・・・?




個人的にこの様な鑑定での争いは同業者間では御法度だと思っております。

骨董の世界で、鑑定と言うのは同業者間で真贋を争わせるような事をしてもどちらかが必ず損をするのです。

鑑定で負けたと判断された方は、目利きが出来ないとして、差別用語で言い方は悪いですが同業者間で言う「目暗」と陰で言われます・・・「あいつは目が利かない」と・・・

目利きが出来ない業者が販売している骨董品なんて誰も買わないですよね?

結果的に同業者やお客さんにも相手にされなくなってしまいます。




しかも、あの「なんでも鑑定団」、「中島氏」に噛み付くとは・・・

長寿番組ですので過去にも鑑定で問題があった時もあったので現在は二重三重のチェック体制の筈ですし、中島氏が1人で鑑定しているわけではないのです。

中島氏御本人も、お若い時から骨董業界の前線で常に活躍されて来た方ですよ?
骨董業界の表も裏も知り尽くしてきている筈です。

人当たりがお優しい方なので御存じない方もいらっしゃるかも知れませんが、超一流のプロなのです。

そんな中島氏がこれは本物であると言い切ったのです。

真贋の結果は押して知るべきですよね・・・

2017年2月5日日曜日

最近フリマしか行ってないから、骨董市の開催日を確認して行ってみようと確認したら・・・

骨董市の開催日って結構不透明ですよねー。

判り難いと言うか、地元じゃないとイマイチわからないと思います。

大手の骨董市とかだとネットで調べれば大体出てくるけど、小さな市場だと検索掛けても出てこなかったりします。



僕は骨董市の開催日を調べるためにサイトを利用していました。

http://www.kottouichi.jp/calendar/calendar-kanto.htm

上記のサイトなのですが暫く行かない内にこんな事になっているとは・・・

     


この度、多摩骨董市の開催日を第4日曜日の
ところ、第5日曜日と表示してしまい、
たくさんの方々に御迷惑をかけてしまいました。
申し訳ありませんでした。

読者の方から次のような御指摘をいただきました。

「本日、多摩骨董市に家族で出かけました。
川崎から35㎞、2時間近くかかりました。
何も開催しておらず、主催者に電話、このサイトが
間違っており、クレームの電話が相次いでいるとの返答。
常に第四日曜日の開催なので、サイト側の
ケアレスミスとのことでした。
何十人の人が半日を棒に振ったかわかりません。
どう責任を取られるのかはお任せしますが、
このような事実があったことを受け止めていただき、
少なくともサイト内にて謝罪してほしい気持ちです。

つきましては、しばらく謹慎させていただきます。







小規模な骨董市も紹介されており、非常に重宝していたのですが・・・


私はこのサイトさんは全く悪くないと思っています。
(ちゃんとサイト上にも、行く前に自分で確認してねって記載してあったんですよ。)


ハッキリ言って情報を真に受けて自分で確認する事もせず行ってしまった読者の方が完全に悪いと思います。

しかもその責任を取れとサイト主に迫っていますね・・・最悪の勘違い野郎だと思います。


責任なんか取らなくていいですよ、謹慎もしなくていいと思います。

このようなサイトを利用するのなら自己責任が基本ですから。

無駄足が嫌なら、開催主に確認の電話やメールを事前にすれば良いじゃない?

特にフリマや、骨董市は天候にも左右されるので、開催されるか否かは自分で確認が基本です。


これは他のサイトでの話ですが、確認せずに行って開催されてないとか私も過去にありましたが、サイト主を責める気にはなりませんでした。

「確認しない私が悪い」で自己完結です。


こう言う事に限らず骨董の世界は自己責任が付きまといます。

自分で確認し、自分で判断し、自分で決める。


こんな事は生きていく上で基本で、骨董の世界に限らずだと思います。


結構このサイトは利用している人が多いです、同業者間でも話に出たことある位だし、皆観てるのね、みたいな・・・

骨董市仕入れも本格的にして行きたいから、この状態は残念です。

何にせよ、気に病む事無く、早く復活して下さい、私が困るし、皆様も困ってる。

2017年1月23日月曜日

なんでも鑑定団で以前鑑定した「曜変天目茶碗」国宝級茶碗に曜変天目の再現を目指すプロ陶芸家が「どう見てもまがい物」と発言!


今年で放送開始から23年目を迎える、テレビ東京の看板番組『開運!なんでも鑑定団』(火曜夜8時54分~)。常時2ケタ視聴率を記録する同局きっての人気番組に、思わぬ大騒動が持ち上がっている──。
〈『なんでも鑑定団』始まって、最大の発見ですね〉
〈国宝になっていたかもしれない大名品です!〉
 番組内でこう高らかに宣言したのは、レギュラー出演する古美術鑑定家の中島誠之助氏だ。
 昨年12月20日の同番組では、世界に3点しかないとされる中国の陶器「曜変天目茶碗」の“4点目”が新たに見つかったと放送された。
 この茶碗を持ち込んだのは徳島県のラーメン店店主だった。“お宝”は明治時代に大工をしていた店主の曾祖父が、戦国武将・三好長慶の子孫の屋敷を移築した際に大枚をはたいて買い求めたもの。25年以上も押し入れの“肥やし”になっていたが、気になって番組に鑑定を依頼したという。
 この世紀の発見を、テレビ東京は放送前から〈番組始まって以来のお宝が大発見される様子が放送されます〉と書かれたリリースを各メディアに配布するなど大々的に告知した。『坂本龍馬の手紙2通(4000万円)』、『マリリン・モンローが身に着けたイエローダイヤモンド(1億5000万円)』など、過去に番組が発掘した数々の逸品を上回る「驚愕のお宝」の登場に俄然期待は高まった。
 放送では、いつものように中島氏が虫眼鏡を用いてじっくりと茶碗を鑑定した。司会の今田耕司が「オープン・ザ・プライス!」と声をかけると、電光掲示板に示された数字は「25,000,000」。番組最高額(5億円*)にこそ達しなかったものの、鑑定結果にスタジオはどよめきと拍手に包まれた。
【*番組史上最高額を記録したのはドイツで発掘された柿右衛門様式の壺=2005年9月27日放送回だった】
 鑑定後、中島氏は「曜変天目に間違いございません」と断言。「信長、秀吉、徳川家康が持ってさらに現代に伝わっていれば、国宝になっていたかもしれない」と解説したのである。
 南宋時代(12~13世紀)の中国で製作された曜変天目茶碗は、“星々”を思わせる美しく輝く模様を持ち、「茶碗の中に宇宙が見える」と評される。完全な形で残るのは世界で3つとされ、すべて日本に現存する。それらはいずれも国宝である。番組放送後、“4つ目の国宝発見”となる大ニュースを新聞各紙は「幻の陶器発見」と相次いで報じた。
 だが、この大発見に異を唱える専門家が現われた。窯業で知られる愛知県瀬戸市在住の陶芸家・九代目長江惣吉氏である。長江氏が語る。
「番組を見ていて思わず絶句しました。どう見ても中国の商店街で売っているまがい物にしか見えなかった」
 曜変天目の美しさに魅了された長江氏は、製造方法が未だ解明されていない「幻の陶器」の完全再現に親子二代にわたって挑んでいる。これまで長江氏は中国に28回赴き、現地研究者との交流を重ねてきた。昨年、NHKがその活動を番組で特集したほどの「曜変天目のプロ」である。
 その長江氏が鑑定品を「偽物」と判断する最大の根拠は「光彩」だ。
 曜変天目茶碗は、鉄分などを原料とする釉薬をかけて焼かれる。最大の特徴は、前述したように茶碗の内側に広がる鮮やかな光彩であり、光と見る角度によって輝き方がガラリと変わる。
 徳川家康など時の権力者にも愛でられたとされる逸品だが、今回鑑定された茶碗には「肝心の輝きがない」と長江氏は指摘する。
「そもそも“曜変”とは“光り輝き、変幻する”を意味します。本来、曜変天目の釉薬には天然材料が使われており、焼き方によって色合いが変化して、ブラックオパールのように鮮やかな光彩が発現します。
 しかし、鑑定団で紹介された茶碗は変幻する光彩ではなく、単に赤、緑、青などの釉薬がそのまま発色したものに見える。これは東洋的な味わいに欠ける」
 鑑定品は色合いから見て、18世紀以降に作られたものだと長江氏は推測する。
「おそらく、ヨーロッパで18世紀以降に開発された陶磁器釉薬用絵具の『スピネル顔料』を塗り付けて発色させたもので、私は描彩天目と呼んでいます。時代からみても宋代の作品ではありません。器の外側に雲のような模様が出ていることも不可解です。国宝の曜変天目には、器の外側にほとんど模様がありません。鑑定品のような茶碗は今も福建省の建窯周辺にある“倣製品工房”で大量に作られており、2000~3000円で購入できます」
 中国陶磁考古学・陶磁史の世界的権威で沖縄県立芸術大学教授の森達也氏も「実物を見ていないのでその点は不正確ですが、映像を見た限りでは本物である可能性は低い」と話す。
「鑑定品の裏に記された『供御』という文字について、番組で“将軍が使う陶器に彫る文字”との説明がありましたが、この文字は中国で彫られるもので、日本にある伝世品で『供御』と記されたものを見たことがありません」
出典※週刊ポスト2017年2月3日号

結構記憶に新しい方も多いのではないだろうか?
期待した割には2500万と言う低金額でこんなもんかと思った記憶がある。
私は、確かに曜変天目にある独自の発色が弱いのが気になったが、スタジオの照明のせいなのかなと思っていた…
他の三個の曜変天目茶碗は発色も良く、明らかに綺麗である。
ただ、発色が良くない為に2500万なのかな~?とも思った。
ツイッターや他の視聴者も偽物ではないか?とか言う意見が多数あったが、私も本物なのかなぁ??。

長江氏は実物を見て無い様だが、やっぱり実物見ないと判断は出来ないですよ。
カメラや、照明で幾らでも変わっちゃいますからね、しかも見えないアングル、立体感も細かくは解らないのだし…
実物を見て感じる骨董独自の時代感や雰囲気もあるでしょう。
画面越しでは実物の雰囲気の何割かしか伝わってこないです。

しかも、なんでも鑑定団では以前同じような事で揉めた事があり、西洋アンティークの人が降板になっている。
同じ過ちをしないように、番組で複数人による鑑定や科学鑑定もキチンと行なっている筈だし、あの中島誠之助氏が本物で間違いないと太鼓判を押しているのである!
本物か?偽物か?現時点ではハッキリとしていないが、ハッキリとした時には、中島氏か長江氏のどちらかが完全に信用を失うであろう!!
この業界、信用が全てであるといっても過言ではない…
敗れた方は完全に信用を失い、仕事自体無くなるでしょうね。
「溺れている者がいれば、更に棒で突いてやれ!」と言うのがこの業界である。
個人的にはこの結果非常に気になる…

2016年10月17日月曜日

あまり聞かない「故買(こばい)」の話し・・・盗難品と知らずに買取った品物の返還はしなくてはいけない?しなくても大丈夫?

古買とは・・・盗品であることを知りながら買うこと。窩主(けいず)買い。平成7年(1995)の刑法改正後は「有償譲(ゆずり)受け」という。


古物業者ほど、盗品に近い業者はいないのではないだろうか?


物を売るには仕入れが必要である。
業者の市の他に、御客さんからの直接の仕入れも大事な仕入れ元である。



しかし、仕入れにはリスクが付きまとう・・・仕入れた品物が盗品だった時だ…




本来は品物を買い取ったら、その品物を持ってきたお客さんの、名前、住所等を台帳に記載しなくてはいけないのです、これは古物商の免許を取る時にも必ず説明は受けるはず。

ある程度安心できるのが、顔写真の付いた身分証明書のコピーを撮る事でしょうか・・・
しかし、極まれに偽造の証明書を使い身分を偽り買取に持ち込んでくる方がいる。


勿論、持ち込まれた品は盗品である。


そのために、業者は注意して仕入れなければいけないが、人間のやる事なので完璧ではなく、意図しない内に盗品が紛れ込んでしまう事があるだろう…




暫くすると、「警察ですが、この品物はどちらから?」なんて来訪者が来るわけです。


「この品物は盗難届けが出ています」なんて事になったら非常に大変です。


●古物営業法には、買い取った品物が盗難品であることが判明した時点で、警察から提出の依頼があった場合、該当する品物を提出しなければならないと規定されている。

●盗難された被害者個人で業者に依頼しても、店側には応ずる義務がないので、まず断られるだろう。
盗難されたものが売られていることを確認した場合は、直接業者に申し出ても意味がない。
まずは盗難届を出した警察に「自分が盗まれた品物がリサイクル業者で販売されている」と連絡することである。
警察がその品物が盗まれたものであると確認した場合に、事件の被害品である証拠品保全と、業者に売却した人、即ち犯人の捜査のため店から提出を受け、その後、警察から被害品の確認が求められたあとに返還されるという手続きとなる筈です。

<古物営業法20条:盗品及び遺失物の回復>
古物商が買い受け、又は交換した古物(商法第五百十九条 に規定する有価証券であるものを除く。)のうちに盗品又は遺失物があつた場合においては、その古物商が当該盗品又は遺失物を公の市場において又は同種の物を取り扱う営業者から善意で譲り受けた場合においても、被害者又は遺失主は、古物商に対し、これを無償で回復することを求めることができる。ただし、盗難又は遺失の時から一年を経過した後においては、この限りでない。

つまり、古物商やリサイクルショップが「事情を知らずに品物を取得した」場合であっても、1年以内の盗難・遺失物については、被害者から無償で品物の返還を余儀なくされますよ・・・という条文です。


ちなみに質屋にも、同じ内容の法規があります。(質屋営業法第22条)


法律上はこうなっているのですが、これじゃあ善意の古物商や質屋が丸損です・・・


お店側は全く非がないのに、無慈悲ですね。

ということで・・・警察の実務では、「盗難品を返還してもらえるが、お店が盗難品を買い取った額の半分を盗難された被害者も負担する」形になるように、お店と被害者の間で譲り渡し価格を協議してもらうケースも多いそうです。


成る程、上手くできてるもんですね・・・

2016年9月18日日曜日

「勝山剣光堂被害者の会」が9月6日に発足し、集団訴訟への参加希望者を募っています・・・



問題の事件。

修理依頼の日本刀を横領で、福井県警が業務上横領容疑で刀剣商社長を逮捕。の続報が来ました。





被害者多数の為、被害者の会が発足したみたいです。

被害にあってしまった方は是非参加して下さい。





日本刀横領「被害者の会」が発足 損害賠償求め提訴の方針 
福井新聞ONLINE 9月7日(水)8時2分配信 

 日本刀の業務上横領容疑などで福井市の刀剣販売・修理業の男が逮捕された事件で、 
男とトラブルになっている福井県内外の刀剣愛好家らによる「被害者の会」が6日発足した。 
同日、損害賠償などを求める集団訴訟を福井地裁に起こす方針を確認、訴訟への参加希望者を募ることを決めた。 

 逮捕されているのは刀剣類販売・修理会社「勝山剣光堂」代表取締役勝山智充被告(47)=同罪などで起訴済み。 

 被害者の会メンバーは県内や関東、九州の4人。訴訟では刀剣の返還を求めるほか、さびたり、ずさんな修理による刀剣の原状回復費用、法外な請求に応じて支払った過払い金、長期間のトラブルに対する慰謝料や、トラブルで来福するなどした交通費―などを算出して訴える方針。
訴訟を担当する久田浩誌弁護士(京都)が被害状況を調査する。 

 集団訴訟に参加意向の男性らによると、同被告は修理や鑑定、委託販売の依頼を受けて一時、 刀を預かるとその後、音信不通に。
 
依頼者が不安に思い電話すると、法外な迷惑料やキャンセル料を請求し、 支払わなければ刀を返却しないと言われ、支払った人もいるという。 

 男性らは「刀はひどい保管をされていたようだ。 
研ぎ代などがどうなるか心配」「泣き寝入りも大勢いると思う。
ほかの被害者の救済につながれば」などと話している。 

県警福井署の捜査本部へは約80件の相談が寄せられているという。 

 問い合わせは勝山剣光堂被害者の会事務局長の村内光晴さん。 
℡0778-44-7752
(平日午前9時〜午後5時)
メールアドレスはmuraken@angel.ocn.ne.jp 



です。

うーん、どうだろう…

取り敢えず勝山智充容疑者(勝山剣光堂)の被害に遭われた方は奮って御参加下さい。

ヤフオク等でも販売してたみたいだけど、トラブル多数だったみたいだね、遅かれ早かれ逮捕される人物だったのではないのかなぁ…と思った。



骨董業界にはこんな話しはゴロゴロ転がっています。

問題は、騙す方にもあるが、騙される側も人を信用しすぎです。

老舗だからとか関係ないから。



物を預ける時には預り証は発行して貰う、規約を確認する、こんな最低限の事はして当たり前です。

預けた刀が全然違う刀になって帰ってきた、コレも良くある話です。
(研ぎで景色が変わったってんじゃないよ、品物自体が変わったって話だからね・・・)

自分が裁判になっても負けないように常に気を張巡らせておくべきです。


警察は肝心な時には動いてくれないですよ?特に詐欺事件に関しては、彼らは非常に腰が重いので被害者多数でないと動きません。



私は刀剣関係メインではないですが、古物を扱う商いをしている者です。

ハッキリ言って、同業者は腹の底から信用すると言う事はマズありません。
(この業界、仲間や知り合いは大事です、でもそれに比例してメンドクサイ話、出来事もあります。)


自分自身の商売で、他人からアヤを付けられない様にガチガチに固めているのに、素人さんは何故自分の身を守ろうとしないのか?不思議でなりません…


私は常にテープレコーダー、カメラ、印鑑、各種書類関係を持ち歩いています。

商売になった時に役立つ時もあれば、自分の身を守ってくれた時もあります。


素人さんも自分の身を守るべき・・・だと思うんだけどな。

人なんて騙そうと思ったら簡単に出来てしまいますから。

2016年8月22日月曜日

ちょっと待ってくれ・・・それは本当にウランガラスか?業者でさえ間違えているウランガラスの発光とは・・・その2


前回よりの続きです・・・


本当のウランガラスの発光は力強く、非常に綺麗です。

それに比べて、不純物(カリウムガラス含む)の発光は弱弱しく、ライト自体の力で無理やり発光しているようなイメージです。



早速画像で比べてみましょう・・・





画像で一見するだけでどれが強い発光をしているかわかると思います。


真ん中の画像のみがウランガラスではありません。










ちなみにカメラ撮影の場合は露光時間で光を強く見せる事も可能なので注意が必要です。

上記の真ん中の画像は、露光時間を長くしてあります。



やはり一番良いのは、実物を見て買う事でしょう・・・



実物であれば、ウランガラスか、どうかはハッキリ判りますので。

カリガラスと比べると、それくらいの光の強さの差があります。








しっかし、カリガラスかウランガラスかの違いも判らないオークションに多数居る骨董屋ってどうなの?

勉強不足だよなぁ・・・

それか悪意を持って商いしているか・・・


どちらかでしょうね。


何にせよ、騙されない様に、ネットで買う時は注意して下さい。

折角、自分の大切な、お金を使うのだから自らも勉強して知識を蓄えてください。


2016年8月13日土曜日

ちょっと待ってくれ・・・それは本当にウランガラスか?業者でさえ間違えているウランガラスの発光とは・・・その1

この記事は、いつかちゃんと書かないとなぁ・・・と思っていた記事です。



猿でも判るように専門的な言葉等を極力排して書きます。




まず、ウランガラスを御存知ですか?


ガラスの中にウランが入っています。

基本的にガラスの色は黄緑色、緑色です。

無色透明のウランガラスは無い。(非常に微量の含有量)

紫外線ライトを当てると蛍光緑に発光します。


非常に簡単に書きました。




さて、僕の近況の話で申し訳ないのですが、オークションでウランガラスの氷コップを買ったんです。

三点買いました。

勿論、タイトルや説明文にウランガラスと記載のあるものです。

結果を言いますと全てウランガラスではありませんでした。



ちなみに出品者は、素人さんから1点買い、店舗も構えているプロの骨董商から2点買いました・・・

素人さんは、まだいいですよ・・・

問題の骨董商に、届いた商品が2点ともウランガラスで無い旨を伝えると、「すいません、紫外線ランプ当てて確認しませんでした~」

・・・

・・・・・

・・・・・・・



うん・・・最低の仕事だね、金額の問題でなく、プロとしての自覚が足りてない最低の販売をしたと思います。

と言うか限りなくグレーゾーンだよね。

返品には応じるらしいので正確には詐欺ではないが、知らない素人の人ならそのまんまでしょ?


こういう勉強不足の輩は真面目にやってる骨董商からすると非常に迷惑なので、古物商の鑑札を公安に返却して、店の看板も下ろして下さい、と真面目に思います。


ねぇ、ビクター犬を大量に置いてある某骨董屋さん?

ちなみに特商表示はちゃんと記載しろよ?義務違反だからね。




ちなみに返品はしない、そのかわりブログに書く。





さて、怒りもぶちまけた所で、ウランガラスの誤解について書きます。

よくオークションで無色透明のガラスにUVランプ(ブラックランプ)を当てて、緑色になっているからウランガラスです。とされている場合があるのですが、これは大きな間違いです。




無色透明のガラスでウランガラスは限りなく99%の確立で存在しないです。
(正確にはウランガラスと謳っては、いけないレベルのウラン含有量か、カリウムガラスのため)



「でもさ、オークションの画像で無色透明のガラスに、UVランプが当てられて蛍光緑になってる画像があるよ?」こう言う方もいるかも知れません。


でもその答えは、それはウランが発光しているんじゃなくて、ガラス内部のカリウムや不純物が反応しているだけです!
ウランは極々多少は入っているかもね・・・(凄い極端な言い方だけどね)


更にハッキリ言うと、ウランガラスの発光と、無色透明の不純物発光は全くの別物です。

実物を比べると一目瞭然でしょう。


ウランガラスの発光は力強く、本当に綺麗です。

それに比べて、不純物の発光は弱弱しく、ライト自体の力で無理やり発光しているようなイメージです。



次回は画像で説明します。


その2に続きます。


2016年6月27日月曜日

オークションを見ていて昔から思う事・・・何で、わざわざバラして売るかな?

オークションを見ていて思うのだが、最初から離れ縁とか頭は良いんだけど揃いのをわざわざばらして売ってる馬鹿が居るねぇ。



そのほうが儲かると思っているのかもしれねぇが、考え方が浅ましい。


わざわざ刀装具としての価値をなくして売ってるんだから到底許されるものではない。


あと中身と拵えをばらして売ってる馬鹿もいらっしゃる・・・

そんな出品者からは絶対に買うことは無いけど見るだけで頭にくるよね。



.
利益優先の方は、わざわざ、刀剣商、骨董商にならなくても、もっと儲かる商売は世の中に沢山転がっておりますよ?


品物に対する最低限の敬意を払えないなら、別の仕事やって頂きたい。



それにしても愛が無いよね。

2016年6月26日日曜日

昭和レトロ物について思うこと、扱ってると懐かしい気持ちになりますね・・・

最近のメインは昭和レトロ物になっていて、仕入れの時には、コレ使っていたなー、なんて事もしばしばあります。

どうやら御客様も同じみたいで、御購入して頂いた品の話になると、実は昔全く同じものを使っていたんですよ、と言われる事も御座います。



骨董品じゃ、こうはならないからね・・・

いやー、その壷100年前に使ってたんですよー!とはいかないでしょ。



ところが、骨董品も面白いもので、若い時は手に入らなかった物が、何十年も経ってから手元に来ると言う事があるそうだ。

やっぱり縁なんでしょうね・・・



2016年4月3日日曜日

骨董品の大敵って何だと思いますか? 僕は○○だと思います。ベストな保管法。

骨董品を手に入れると気になってくるのが保管法だと思います。


多種多様な骨董品でも保管に当たって、ほぼ共通する気を付けなければいけない点って何だと思いますか?



恐らくトップを争うのは、紫外線か湿気だと思います。



美術館だと、紫外線は勿論、温度は一定、湿度も一定にコントロールされています。



私個人は湿気と言うものが非常に気になるので、自宅は常に除湿機が稼動しています。

湿度で言うと40%位に安定しています。

空気の流れに気を付けて、40%にしておくとカビはまず大丈夫でしょう。



逆に湿度が低すぎても良くないので40%位がベストではないでしょうか・・・





特に掛軸は湿気をとても嫌います。掛軸は和紙と表装を糊付けして出来ているので湿気に非常に弱いです。

紙物にカビなんか生えたら眼も当てられないです・・・



紙物程ではないにしろ、陶器類も紫外線や湿気は苦手ですのでご注意を。



いやいや、桐箱に入れておけば大丈夫でしょ?と思った貴方・・・

確かに桐箱には防虫、防菌、箱内部の湿度を一定の状態に保ってくれる、といった効果がありますが、入れっぱなしも良くないです。

やはり時々出して、陰干しをした方が良いと思います。



今と昔では住宅事情も違いますし、日本家屋と今の住宅では、風の通りも全く違う。

気密性がある為に風の通りが悪いですよね。

やはり意識して、保管するようにしなければ・・・と思います。

2016年3月8日火曜日

刀剣趣味はお金が掛かる・・・!?本当にそうなのか?

刀剣乱舞のまとめサイトを何の気なしに覗いていたら、「日本刀はお金が掛かるし維持が大変」と書かれていて、そんなこと無いよ・・・と思ったので書こうと思う。



確かに日本刀自体は高いかもしれない・・・値段もピンからキリまである。(私は今の相場は超格安だと思うが。)



安い買い物ではないので、買うためには勉強しなければいけないだろう。



好みの刃文か?

研ぎはどうだろう?

傷は無いかな?

錆びはあるかな?

姿はどうだろう・・・健全かな?



まず買うためのハードルが高いですよね、それについては私は否定出来ません。


でも、こればっかりはしょうがない・・・

頑張って勉強しましょう、自分好みの刀を買うためです。




いきなり端折りますが、貴方は無事に日本刀を購入出来たとしましょう。


じゃあ、購入してからの実際の維持費や手間はどうなんだい??と思った貴方。



実は単純に鑑賞で維持するだけなら、お金や手間なんか殆ど掛からないんです。



だって、手入れと言ったって、数週間に一度古い油を拭って再度塗るだけですから。


●刀剣油は高くても1500円位(量にもよるが一振りなら数ヶ月は持つ。)

●手入れ道具のセット4000円位。(打粉や目釘抜きが入っている。打粉も直ぐには無くならないです。)



勿論、居合で使用する場合等は別ですが、鑑賞のみの方であれば、維持費なんて恐らく月1000円も掛からない・・・



でも、工作とかをすると別です。

研ぎとか、拵えを新調したりすると、諭吉さんが何人も飛んでいきます。

だからこそ、購入の段階で妥協せずに選ぶべきだと私は思います。


安いと言う理由だけで購入してしまうと、後々後悔する事にもなりかねません。


2016年3月7日月曜日

骨董屋が使う「眼垢がつく」という言葉を考えてみる・・・




「眼垢がつく」、この台詞って骨董業界以外じゃ使わないんじゃないのかなぁ?



馴染みの骨董屋に行って、「何か珍しいのあります?」と言うと「ありますよ、貴方好みの品が・・・」なんつって店の奥でゴソゴソして品物を見せてくれるわけです。

「貴方の為にとっておいたんですよ~」なんて言って来る訳です。

「へぇー・・・でも、これだけ良い物なら表に置いてたら直ぐに売れるでしょ?」

「その通りなんですが、眼垢が付くのが嫌なんで・・・」




上記の様に、結構会話に出てくるんです。





じゃあ何で、眼垢がつくのを嫌がるのか??というのを簡単に説明したいと思います。



骨董業界と言うのは狭い世界でして、名品と呼ばれる物になるにつれて、持ち主(品物の所在)、所有者が、ハッキリしてくるものなんです。

「あの本に載っている鍔は、今は○○さんが所有してるよ~」

とか

「あの目貫は、あの人が持ってると思うんだけどなぁ・・・?」

とか。



つまり、有名な作品ほど品物の所在を把握されやすいのですね。




眼垢がつくのを嫌う方は、購入者、販売者共に多いと思います。

正直言ってしまえば、品物によっては私もそうです・・・





何処で売ったか?何処で買ったか?幾らで販売したのか?仕入れの金額は?

場合によっては全てが明らかになってしまう事だってあるんですねぇ・・・




あとは、お客さんにあまり品物を見せないようにして眼を慣れさせないという意図も見受けられる場合もある様に思います。

やはりフレッシュな品物が好まれるんでしょう。




色々な理由があるのでしょうが、概ね上記の理由であると思います。

2016年3月4日金曜日

静嘉堂文庫美術館の展覧会・・・茶の湯の美、煎茶の美。  国宝の曜変天目茶碗や大名物の付藻茄子も展覧されるとの事。

先日、運転中にラジオを聴いていたら、茶道具と、煎茶の道具の名品が一同に展覧されるとの事で、非常に興味をそそられた。

茶道と、煎茶の道具が一緒に展覧されるのは恐らく初めてではないかとおっしゃっていた。
へー、と思いながら聞いていたが、どうやら展覧されている品が、普通ではない。


静嘉堂所蔵の茶道具と煎茶器コレクションで、その双方から名品を精選し、一堂に公開する展覧会です。しかも煎茶器の多数公開は15年ぶり(!) との事。

茶道具では、国宝・曜変天目(ようへんてんもく)、重文・油滴(ゆてき)天目に始まり、千利休所持で伊達家伝来の青磁鯱耳(しゃちみみ)花入や墨跡など、大名家伝来の名品を中心に、また天下人の手から手へと伝わった付藻茄子(つくもなす)、松本(紹鷗)茄子 等、大名物(おおめいぶつ)と称される茶入も出品となります

世界中で現存する曜変天目は日本国内の三点(京都・大徳寺龍光院、大阪・藤田美術館、静嘉堂文庫美術館)であり、いずれも国宝に指定されている。






3月21日まで開催との事なので、時間が無いが足を運べたらいいなぁ・・・

中々興味深い鉄鍔の手入れ方法が冊子に記載されていたので抜粋致します・・・

蔵書を何の気なしに捲っていたら、ハラリと冊子が落ちてきた。

初めから入っていたのだろうが、購入してしまえば満足してしまい読むのも億劫になってしまうので、冊子が入っていたのだと気付くのに時間が掛かってしまった・・・


冊子なのに、情報が濃い。

何故これを冊子に書いたのか不思議な位だ・・・



「新版日本刀講座 6刊 小道具鑑定編(上)」 雄山閣出版 に入っておりました。



小道具鑑定編の上下巻は金工の系統が詳しく載っており、相関の把握に非常に役立っている。

勿論、相関図だけではなく、刀装具に関する事なら、ほぼ載っていると言っても過言で無いほどの情報量で、非常にオススメの書籍です。





では問題の鉄鍔の手入れについて・・下記に抜粋します。(文そのままを記載致します。)


●鍔の手入法


鉄鍔(刀匠鍔・甲冑師・無象嵌の地透鍔)の手入れ、ことに地鉄のよい鍔の手入れで注意すべきことは梅雨になる以前に手入れをすまして、箱にいれておくがいいとされています。

もし箱に入れない場合は、その期間一切手を触れないのがいいとされています。



梅雨中とりだしておけば、油気が浮きでて手に触れれば、指の跡がつくほど湿気を含むものです。

これを木綿でふけば油気がことごとくとれ、地鉄の色があらわれてくるので案外おもしろく思うこともありますが、その翌日ごろよりたちまち胡麻錆をふきだし、毎日ぬぐっても、暑中が終わるころまで、およそ五、六十日間もやらなければとれないといわれています。

そうなった場合は、鹿角や木綿類、あるいは歯磨や楊子で拭きこむことです。ともかく辛抱強く、丹念に抜きあげることが肝要です。


地鉄の荒れた鍔には、椿油、または丁子油の類を付け、木綿の布で拭って手入れするのが一般の常識となっています。

こうして箱にいれておき、梅雨期がすぎて一ヵ月ばかりののち、とりだしてみると、白い黴がついています。

これを木綿で拭いとると油がよくおちて見栄えのするものとなります。





以上転載おわりです。

中々興味深いです、この本は昭和47年発行と、時代が古く、他にも興味深いことが書いてあるので気が向いたら紹介したいと思います。



しかし、私は油はつけては駄目だと教わったんだがな・・・

やはり、色々な方法を試してみるのも面白いかもしれない。

無論、時代を損ねない程度にという事です。

2016年2月21日日曜日

久しぶりに心底欲しい刀装具があった・・・鉄元堂尚茂の縁で月下餓狼の図・・・

オークションを見ていたら久しぶりに購買欲をそそられる品があった。

縁のみで頭無しの離縁であるが、構図は月下餓狼で間違いないであろう。


比較的有名な構図で、月の下で飢えた狼が月を見上げている図である。


オークションの品は縁に餓狼のみ象嵌で入っている。

恐らく失われた縁頭には月が入っているのだろう・・・



皮の薄い狼の筋肉、毛並みまで表現していて見事としか言いようが無い。

哀愁漂うが、生きる意志は萎えていない、獲物を見付けたら、即飛び掛りそうな生命力を感じる彫りだった。



銘は鉄元堂尚茂、「京の三名工」と言われ、鉄を扱わせると右に並ぶもの無しとまで評価されている人物である。



画像を載せたいが、私が購入したわけではないので載せる訳にはいかない。
(競り負けたぞ~、予算オーバーだ・・・)


特に骨董全般にいえるが、品物を秘匿しておきたい方も多いので注意しなくてはいけないと思う。


俗に言う「眼垢がつく」と言うやつです。




他人の眼に晒されてしまう事を嫌う方が多いんですよこの業界。

販売者も、購入者もね・・・



「おっ、久しぶりだなぁ」なんて再会したい品物も沢山あるが、我慢するしかないね。


ヤフーオークション等で見かける刀装具の時代決めの危険性について・・・

オークションや個人売買を見ていて思うのは、時代を間違ってつけている場合が、あまりにも多い!!という事です。



明らかに、近年の鋳物の量産品や、時代付け品に、「江戸時代の物です!!」とか、「骨董品です!!」とかが目に付きます・・・


上記のような時代の記載がある場合、売られる方は、知らなかった、判らなかったは通用しませんので、ご注意を・・・



と言うか、何を根拠に時代を判断しているのか聞いてみたい。

恐らく、まともな答えは一切返ってこないであろうが・・・




骨董品には定義があるが、下記に簡単な記載をしておきます。



●「本歌」・・・・・・和歌の 『本歌取り』 からきていると言われるが・・・?(個人的にはちと疑問)一般的には本歌物と言えば古い時代の本物を指す。


●「骨董品」・・・・・制作から100年以上経過した、手工芸品・工芸品・美術品。
フリマや、骨董市に行くと業者の親父が「骨董品だよー」等という場合があるが、明らかに時代が足りない場合は聞いているこっちが恥かしいので勘弁して頂きたい。


●「アンティーク」・・・・・制作から100年以上経過した、手工芸品・工芸品・美術品。
骨董と同じ。


●「ビンテージ/ヴィンテージ・・・・・制作より約30年前~100年未満の物を指す。



どのくらい古いものが骨董品とされるかの明確な定義は、1934年にアメリカ合衆国で制定された通商関税法に記された製造された時点から100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品が唯一であり、欧米各国におけるアンティーク(骨董品) Antique の定義もおおむねこれに従っている。

なおこの定義はWTOでも採用されており、加盟国間においては100年前に製造されたことが証明された物品に対しては関税はかからないとされている。
アンティークと表現するよりは新しい物を意味する言葉として、ジャンク junk 、ラビッシュ rubbish 、ビンテージ(ヴィンテージ) vintageといった語が使われることがあり、欧米の骨董店ではこれらを用いて、製造されて100年以上を経たものをアンティーク、100年に至らないものをジャンク、それらの中でもそれほど価値が無く中古品に近いものをラビッシュとする、といった分類がされており、日本でも欧米から輸入された骨董品については、おおむねこの定義に基づいた分類がなされている。
出典WIKI https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AA%A8%E8%91%A3%E5%93%81

まあ、ちゃんと法律で定められてますよ~という事ですな。
WIKIには記載が無かったが、ビンテージに関しても通商関税法には「制作より約30年前~100年未満の物を指す。」と記載があったはず・・・(多分ね、後日確認します。)

ちゃんと上記の様に定義があるんで、意識してみると面白いかも。