2022年1月28日金曜日

年間1000人以上の子供が行方不明に…日本国内でのミッシングチルドレンの話


どうも、物欲に負け続ける男 a.k.a. だいこんおろし(@daikon999)です。

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今回はミッシングチルドレンについての話です。


日本全国の警察に届けられる行方不明者の数は年間8万人ほどになります。

警察庁によると、行方不明者数は10年間よこばいの8万件であり行方不明者のうち、みつかっているのは約86%程度。


この中で9歳以下の子どもに限定すると、令和2年の行方不明者数は1055人で、過去5年間は1100〜1200人台を推移しています。


僕はこの行方不明者数をみた時に非常に驚きました。

9歳以下の子供が年間1000以上行方不明になっている…

単純計算で一日2~3人の子供が行方不明になっている事になります。


これ、海外の話ではなく日本国内での話なので驚くばかりです。

しかし日本国内だとあまり話題になっていません、海外では桁違いの子どもが行方不明になっており社会問題にもなっています。




【アメリカではどうなのか?】


アメリカでは、「アンバーアラート」というシステムが運用されています。

児童の誘拐や行方不明事件が発生したら直ちに、地域住民の携帯電話にけたたましいアラーム音で一斉に行方不明児童の情報が緊急配信されるもので、テレビやラジオなどのメディアはもちろん、高速道路脇の広告掲示板にも容疑者のナンバーや顔写真などの情報が即座に反映されるシステムです。


さらにアカメリカでは13歳になるまで1人で行動することが一般的に禁じられており、保護者に子どもの安全を確保する責任がある。


車内に子どもを放置する、1人で留守番をさせるなどの行為は、目撃されれば警察に即座に通報され、保護者にペナルティーが科される。

幼児虐待と見なされるケースもある、との事でかなり厳しいですが、それほどまでに行方不明になる子供が多い、危険に晒されていると言う事です。




【中国で多発する児童誘拐】


中国では人身売買を目的とした子どもの誘拐事件が後を絶たたず、中国メディアによると、誘拐などで行方不明になる子どもは年間約20万人に上るとの報道もあります。

無事に親元へ戻る子どもは一部であり、多くの子供がそのまま行方不明のままです。


農家などに売り渡すなどして労働力として需要があるらしいです。

15年末まで36年にわたって続いた一人っ子政策の影響で、後継ぎに恵まれなかった農家が、老後の暮らしを支える働き手として男児を買い求めるという。

中国メディアによると、男児の売買価格は8万~10万元。(10万元で約180万円)

農家の平均年収5500元の十数倍に当たるが、借金をしてでも買う人が後を絶たないとの事。


中国警察は09年、誘拐容疑者の一斉摘発作戦を展開。

誘拐された子どもが成長して容姿が変わっても、DNAで特定できる仕組みも整え、この年、中国国内で1万8千人超の子どもが救出された。


誘拐された子どもは後継ぎのいない農家のほか、犯罪組織に売られて街頭で物乞いを強制されるケースもあるという。


公安当局は2016年に「団園」という捜索システムを導入。

行方不明となった児童の特徴を交流サイトなどに流し、ネット利用者からの通報を基に早期発見につなげる狙いだ。2016年5月時で3053人の不明児童のうち、誘拐された子ども48人を含む2980人を発見したという。


引用(2018/08/06付 西日本新聞朝刊)https://www.nishinippon.co.jp/item/n/438999/




【日本国内の話】


日本国内で13歳未満の子どもが「略取誘拐」の被害者となった件数は、2018年に110件にのぼっています。

子どもが被害者になる犯罪件数全体は減少しているが誘拐の被害に遭う件数は増えているようです。


●子供(13歳未満)の被害件数及び罪種別被害状況の推移(平成21~30年)

引用https://www.npa.go.jp/hakusyo/r01/honbun/image/v2z02220.png



そして事件動画を扱っている僕からすると、日本国内では過去にも多くの児童行方不明事件が起きているが一向に対応されていないように感じています。


日本の治安の良さも関係しているとは思いますが海外に比べると明らかに遅れていると言わざるを得ません。


2000年に発売された「公開捜査 消えた子供たちを捜して!―続発した行方不明事件の謎 著者/近藤 昭二」によるとアメリカでは牛乳パックの側面に行方不明児の写真をプリントし周知拡散するという方式もとられているという、この方法で実際に行方不明児が発見された事を知った1989年に行方不明になった松岡伸矢君の父親が日本でもそうした活動をしようと行方不明児の父母に呼びかけ署名活動をした。

そして、ある企業に牛乳パックの側面に行方不明児の写真をプリントして頂けないかと協力を依頼した所断られたという…


僕はこの話は本書で初めて知った、こういった事は報道されにくいのだ。


近年においては小倉美咲ちゃん行方不明事件が記憶に新しい。

個人的にも行方不明になった現地には何度も足を運んで捜索している。

現在は坐骨神経痛のため現場には足を運べてはいないが、僕は個人事業主で小売業を営んでいるので小倉美咲ちゃんの母親である小倉とも子さんが配布しているチラシをお客様に配布して渡していたりする。


言うまでもなく、個人で出来る事には限界があるのだ。

今こそ日本でも官民一体となった対応策をとらなくてはいけないのだと思う。

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