2023年11月5日日曜日

神田たけ志「氷壁の達人」の読後 「オロク屋」「サルベージ屋」について…

どうも、物欲に負け続ける男 a.k.a. だいこんおろし(@daikon999)です。

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今回は、神田たけ志「氷壁の達人」の紹介です。

当時、トップレベルの山岳会で「鉄の集団」と呼ばれた山学同志会を率いた男、小西政継氏を描いた本である。


本書の中に興味深い描写があった。

通称「オロク屋」「サルベージ屋」と呼ばれている山岳会が登場する。



髑髏のマークを掲げている実際に存在する山岳会は「東京緑山岳会」であり、本書もこの山岳会をモデルにしたのだろうと思う。

「東京緑山岳会」は名門中の名門であり、山岳会に詳しくない僕でも知っていた。
現在も勢力的に活動されているようだ。

最近では遭難遺体はヘリに吊るして下ろすが、昔は人が担ぎ下ろすしかなかったので、山のスペシャリスト集団である山岳会がやらねばならなかったのだろう…
色々と調べてみましたがお金を毟り取る様な情報は裏が取れなかったので、誇張された漫画的表現だと思う。

現在「オロク屋」は知る人ぞ知るといった感じでまともな情報は出てこない。

ただヤマレコでは当時の空気感が感じれた情報があった↓




そして、現在プレミア価格になっている本がある。


『山岳サルベージ繁盛記』《寺田甲子男》昭和40年(1965年)[朋文堂]  

なんと7万円越えもの金額である。

当時の実録手記で写真掲載もありとの事でプレミア価格となり高額なのだろう。

是非読んでみたい本です。

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