2015年6月23日火曜日

★拡散★「気安く職人を訪ねるべからず」を読んで・・・

美術刀剣「刀心」さんのブログより拡散

まず(「気安く職方を訪ねるべからず」)を読んで下さい。


のっけから話が脱線して申し訳ないのですが・・・

 
私はいつも思うのだが、只のブームだけではいけないなと思うんですよ。

ブームになり、それが文化の復興にならなくてはいけないなと思うんです。


例えば現在、日本刀がブームになりかけているが(まだ着火の段階位だが・・・)やがて日本を覆うような流行になった時に、この様な無作法な連中が山となって押し寄せて来る訳ですよ。


ブームなら無作法な輩が多いだろう、でも文化の復興までに流行が届いたら、そんな輩は少ないだろうと思うわけです。




そもそも日本刀の文化というものは礼儀作法の固まりだと思うわけです。

鑑賞時における作法等でも、細かな鉄則があり、それを守る意識がないのなら御刀に触るなと言いたい。

さらに極端に言ってしまえば、作法が出来ないのならば刀剣屋にも行くなと言いたい。



剣術等にはあまり詳しくなく不勉強をさらけ出すようで恥ずかしいが、剣術等においても細かな鉄則があるものと思う。

鑑賞、手入れ、掛け方(置き方)、下緒の結び方、他にも色々ありますが、日本刀が好きなら刀身や、拵えだけではなく決まり事や作法も勉強して下さい。


そして日本刀だけを尊敬するんではなく、職人にも尊敬の念をお願い致します。

刀匠、砥師、柄巻師、金工、塗師、その他大勢の職人が居て初めて日本刀が完成するのですから、それを忘れてはいけないと思います。

そして職人の仕事というものは、まさに命懸けで魂を込めているので他者の勝手で作業の手を休めさせてしまう事が無いようにして下さい。

機械でやってるんじゃないんだから、スイッチ押して「ストップ/スタート」なんていかないんだからさ。



そして私が今一番言いたいのは、最近の雑誌等で日本刀の特集が組まれているが、刀身や拵えの写真だけで煽るのではなく、日本刀の周りの作法等の特集も組んで下さい。

このままではミーハーな人が増えるだけで、作法も判らず無自覚なまま御刀を扱う方が増えてしまうような気がする・・・

その結果、刀身を傷つけたり、拵えを破壊するわけですから、今まで継承されてきた文化財の破壊になってしまうわけですから・・・

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