まぁ、使い分け次第だと思う。
下記はあくまでも私個人の感じ方であるので注意されたし・・・
結果から言ってしまうと・・・
●茶錆を落とすのに一番適していたのは鹿角であった。
茶錆を擦っていくと、簡単に削れていき、削り心地も滑らか・・・
しかも鹿角の
独自な匂いが漂ってくる。
その匂いを嗅ぐと落ち着く様になってしまった。
●蟹爪は普通かな、可も無く不可も無くと言ったところです。
削り心地はゴリゴリって感じ・・・
茶錆も十分落ちる、でも広い面積はキツイ・・・
ただし細かい所では、これ程使い勝手が良い物は無いと思う
●竹は茶錆は殆ど取れていかない、かなり時間が掛かかる。
削り心地はシュリシュリって感じ・・・
茶錆はあまり落ちていかない、むしろ竹のみが削れていっている場合があった。
個人的にベストは鹿角です。
鹿角も自分好みの形状に加工したら面白いかもしれない。
私の通常の手入れ方法は下記である。
黒錆になっていて、時代錆がついていて茶錆が酷くなければ、私は木綿の布でよく磨きます、これのみです。
育っていない鉄鐔なら桐箱にしまわず、空気に触れさせておきます。
桐箱は空気中の湿気を吸い込んでしまうので鍔があまり育たなくなります。
育て終わったらしまい込んで下さい、しかし悪い赤錆を落としてからです。これが手入れの要です。
鉄鐔といっても、様々な種類、技法が使われている場合が御座いますのでその鐔の鉄質、製作年代を考えて手入れをしなければいけません。
お近くに知識者が居れば、是非教えてもらった方が良いと思います。
インターネットも普及して大分経ちますが、この骨董業界は全てがネットに書いてあるわけではないので、やはり年長の博識な方にお聞きするのが一番の早道だったりします。
後は、古書とかも面白いと思います。
特に刀装具、日本刀関連の古書は、いまの本には中々無いディープな内容で勉強になる事も多いです。
しかし、貴重な本が多いので、お高いのがネックですが・・・
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