2017年11月11日土曜日

メキシコの漁師とMBA旅行者の話について思うこと・・・

一時期ネットで流行っていた話です。

御存知の方も多いのでは?






メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。
メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。
その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、

「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。

すると漁師は

「そんなに長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が

「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」
と言うと、
漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。

「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
と旅行者が聞くと、漁師は、

「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」


すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。


「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、
きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。
それであまった魚は売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。
やがて大漁船団ができるまでね。
そうしたら仲介人に魚を売るのはやめだ。
自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
その頃にはきみはこのちっぽけな村を出てメキソコシティに引っ越し、
ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。
きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。

「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」

「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」

「それからどうなるの」

「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」
と旅行者はにんまりと笑い、

「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」

「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、
日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中は釣りをしたり、
子どもと遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう」




以上のような話です。

この話を見る度に思う事があります。

恐らくこの話の意図する所は、「結局お金を稼いでも意味がないんだよ。」と言う所でしょうか?



イヤイヤ、それは違うだろうと声を大にして言いたいです。

億万長者になれば普通では体験出来ないような経験が残るではないか。




人は死ぬ時は手ぶらで死にます。

あの世にお金は持っていけないし、物も持って行けないでしょう。




経験は自分の中から決して離れないものです。

捨てたくても捨てられない場合もあるでしょう。

私は、いざと言う時には最後まで残って離れないものが経験だと思います。



それに経営者として、「お金は稼いでもしょうがないよ」とは言いたくありません。

それを言ってしまったら会社をするべきではないと思います。


お金は稼いでナンボです。

お金は全てではないけども、色々な可能性があるものだと思います。

どうせだったら生きている内に、稼いで、お金使って色々な事をしたいと常に考えています。

0 件のコメント:

コメントを投稿