2023年4月21日金曜日

トランプと対決した日本人「アメリカの不動産王」VS「山梨の不動産王」その後自宅にて惨殺された未解決事件について・・・

 

どうも、物欲に負け続ける男 a.k.a. だいこんおろし(@daikon999)です。

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かなり久しぶりに未解決事件の動画を出しました。

僕の生まれ故郷である山梨県の未解決事件です。




動画の内容と重複してしまいますが、以下は大まかな事件詳細です。


【事件概要】
1992年1月3日、河口湖を望む山梨県の豪邸にて首や胸など十数カ所を刺された状態で建物の所有者である柏木 昭男が発見された。

容疑者がいたものの証拠不十分にて釈放。
その後犯人が見つからず、2007年1月に時効を迎え未解決事件になってしまった。

柏木 昭男は世界的に有名なギャンブラーであった。
過去にカジノで元アメリカ大統領トランプと死闘を繰り広げ、地元山梨では富豪で知られていた。




【柏木 昭男について】
柏木 昭男(かしわぎ あきお、1937年 - 1992年1月3日)は東京に拠点を置いた不動産投資家である。
山梨県富士吉田市で、宮大工である父の下に生まれ、中学卒業後、富士山へ荷物を運び上げる強力(ごうりき)で資金を貯め、料理屋を開店。
その後、69年に「柏木商事」を設立して不動産業と貸金業に進出した。

事業で成功した後、河口湖を望む土地500坪、床面積200坪の時価50億円と推定される総ケヤキ造りの豪邸は、地元で「柏木御殿」と呼ばれた。
高い白壁で囲われた邸宅を見て、寺院だと勘違いする観光客も多かったという。

詳細…柏木御殿は現在「河口湖温泉寺夢殿」となっている。


柏木の手法は、カジノに連れていかれ、「カネがないならいくらでも貸すぞ」と迫り、借りたら最後、土地を取られてしまうという強引かつ暴力的なもので消えていった住民も多いとの事。

周囲の評判は決して良くなく、恨みがある人物も多かったようだ。
しかし『山梨の不動産王』として知られるほどの巨額の財産を手にしていた。

調べてみると、いわゆる「めちゃかもん」気質のある人だったのかなと思う。
これは甲州商人を指した言葉で、ずるがしこく商売し、カネにうるさく負けず嫌いで執念深いといった意味を含んでいるが、山梨生まれの僕が思うに山梨県人の一部分しか見えていないと思っている。
同郷者にはかなり面倒を見てくれるし仲間意識は強い県民性だと思う。

1990年1月、ダーウィンのカジノにおいて、バカラで約29億円を稼ぎ、『ハイローラー』(高額な賭け金を張る上客)としてギャンブル界でも一躍有名な存在となった。

★…VIPだから、渡航費、宿泊代、食事代はすべてカジノ側が負担してくれるらしい?招致するため?


【ドナルド・トランプとの対決】
1990年2月、ドナルド・トランプの誘いを受け、アトランティックシティのトランププラザホテルアンドカジノ(英語: Trump Plaza Hotel and Casino)にてバカラのテーブルにつき、600万ドルの収益を得た。

・勝負は2日間で10時間
・結果は柏木氏の600万ドル勝ち

これにより、『トランプ・プラザ』は極端な資金難に陥り、アトランティックシティでもっとも財政状況の悪いカジノに成り下がった。

1990年5月、トランプからの再戦の誘いを受け、再度バカラに参加し、柏木は一旦925万ドルの収益を得たが、最終的に1000万ドルを失うこととなった。

このゲームにおいては、柏木が1000万ドルを失った時点でトランプよりゲーム中止の申し入れがあったものとされている。

勝利を収めたトランプ氏は、カジノ業界でのタブーを犯した。

彼は公の場で『ミスターカシワギはじつにギャンブルのプロだ。私は敬意を払います』と言った。
ハイローラーの名を公表するのは、カジノ業界では禁忌を破る行為だ。

とくに柏木昭男氏は公に自分の名前が出ることを極端に嫌っていた。

そのため、『トランプは勝ち逃げするためにわざと公表した』とも報じられている。



この敗戦以降、柏木は負け続け、北米やアジア太平洋地区のカジノに頻繁に出入りし、負けた分を取り戻そうと試みたと言われている。

柏木はリベンジを考えていたようであり、負けた分を取り戻そうと試みていた。

しかし、運の尽きか負けが込んでいく状況で、あちこちからお金を借り勝負をするも、億単位でカジノに未払金があったとも言われている。



【事件発生】
1992年1月3日、河口湖を望む山梨県の自宅にて首や胸など十数カ所を刺された状態で柏木が発見された。

その日、家族はイチゴ狩りに出かけ、風邪気味だった柏木氏は自宅に1人残った。
家族が午後9時半に帰宅すると、20畳の広さの台所が血の海となり、柏木氏が倒れていた。

日本刀のような長い刃物で首や胸など十数カ所をメッタ刺しされており、居間で襲われて台所へ逃れ、仰向けに倒れて失血死していた。

部屋の中は荒らされておらず、現金や高価な品物は手付かずだったため、強い怨恨による犯行と見られた。



【事件詳細】
殺害現場には長靴の足跡が残されており、勝手口のカギだけが開いていた。

同県大月市の河川敷で柏木さんのアタッシェケースが空で発見されたものの、凶器などの有力な物証は発見されなかった。

一説には、アタッシュケースの中の書類を抹消したかった者の犯行だと言われているが、アタッシュケースの中身を知るのは殺害された柏木さんだけだったようだ。



【容疑者は否認を続けて釈放】
山梨県警は捜査本部を設置し、連日100人を超える捜査員を動員。

1カ月後、暴力団幹部の男性を殺人容疑で、男性と親しい看護師の女性を証拠隠滅の容疑で逮捕した。

男性は柏木氏と自動車の販売を巡るトラブルを抱え、車の中に血痕が残っていた。
女性はその血痕を拭き取った容疑だったが、2人は容疑を否認し続け、甲府地検は94年12月、「物証に乏しい」と2人を不起訴にした。

これには、○○○○組長と山梨県警富士吉田署長との間に、密約があったという噂もある。

女性は後に朝日新聞の取材に応じ、長時間に渡る連日の取り調べで疲れ果て、混乱し、女性の供述を捜査員が「犯行を認めた」と強引に解釈したこともあったと明かした

看護師は運転手役で、自家用車(MZ11ソアラ)に男性を乗せて帰っていた。
助手席にしみついた血液は、看護師の手により拭き取られ、ルミノール反応が出ないような薬液処理をした跡もあったそうだ。


この殺人事件について犯人は見つからず、2007年1月に時効となった。

死亡した時点で、バカラに起因する借金の総額は900万ドルに達していたと言われており、柏木の無残な死は、見せしめのための殺人の可能性が高いとも言われている。

柏木さんは、借用書の類(借り手の不動産を取り上げる為の書類)をアタッシュケースに入れ、肌身離さず
持ち歩いていた。犯人は、多額の現金には目もくれず、このアタッシュケースだけを持ち去っている。
これは、このアタッシュケースの中にある書類を、行使されてしまうと困る人間が殺人の依頼者である事を示唆している。

マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演のCASINOという人気映画にも、柏木昭男をモデルにした日本人が登場する。

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