若い頃はわからず、歳をとってわかる事がある。
その中でも、いわゆる因果応報はあると経験で判断している。
意外に思われるかもしれないが、僕は原始仏教寄りの思想なのだが仏教を学んでいる。
特に特定の宗派には属していないのであしからず。
仏教の根幹に「空(くう)」がある。
仏教の「空」とは、すべての存在が固有の自己性を持たず、相互に依存しているという考えを指しており、すべての物に実体や固定的な存在はないとも教えている。
全ての存在が相互に依存しているのならば因果というものは確実にあるし、行いは必ず返ってくると考えられる。
善悪に限らず、すぐに返ってくる場合もあれば、自分の世代で返ってこない場合もある。
ニュースを見ていても、日常を見ていても善因善果・悪因悪果は溢れている。
ただそれを意識して因果を利用する事はしないようにしている。
なぜならば、仏教では善因善果・悪因悪果を期待し利用しようとする心の働きを戒めてもいる。
期待し利用しようとすれば苦が生まれる、それが外的か内的要因によってその人に発生するのかは、僕には知る由もないが…
善悪の判断も最終的にはその人の主観で決める事だ。
中年と言われる歳になったが因果応報はやはりあるなと思った日でした。
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