2019年12月28日土曜日

人間が生身で宇宙空間に出たらどうなるか?生存は?どのくらい生きられる?


どうも、物欲に負け続ける男 a.k.a. だいこんおろし(@daikon999)です。

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今回の記事は、【人間は宇宙空間に生身で出るとどうなるのか?】を解説していきたいと思います。

人間が宇宙服なしで宇宙空間に出た事は、今までの歴史上有りません。

想像や科学的根拠を駆使するしかありません。


まず、都市伝説的に語られていますが・・・

・体は爆発
・血液は沸騰 
・すぐに凍りつく

上記の話は間違っています。

宇宙に投げ出された人が、爆発する、急速凍結する、血が沸騰する、というのは「都市伝説」です。



実際の死因は【窒息死】になるのではないか、と言われています。



宇宙空間には大気がなく無酸素なので呼吸ができないので、10秒程度で意識を失います。(真空で大気圧が無い為、脳に酸素がまわらなくなります。)

その結果、脳や血液に酸素がいかなくなる。息を止めていても良いのですが、宇宙には気圧がないため、肺の中の空気が膨張してしまいます。

吐き出さないと肺が膨張した空気で損傷してしまう可能性があると言われているので、「口は開けたままにしなくてはいけません」と、NASAの緊急用の手順書にも口を開ける様に書いてあります。



大気圧がないので人間の血液が沸騰して、気体となるので膨張して破裂する、なんていう事も言われたりしていますが、実際には血液にも”血圧(心臓によって送り出された血液が動脈の壁を押す力)”と言う圧力がかかっているので、大気がない(気圧がない)としてもそうなることはありません。

ただ、口の中の水分は圧力がかかっていないので、すぐ蒸発してしまうと考えられます。

宇宙空間は真空なので気圧がありません。気体になるのをおさえる圧力がないので、体の水分は蒸発してどんどん蒸発して奪われていきます。

口を開けているので、一番早く蒸発をかんじるのは口の中の水分、特に敏感な舌の水分の蒸発を感じます。



では、体の中の血液は気化しないのか?というとそうではありません。人の最低血圧って80mmHgぐらいです。

その血圧が:47mmHgぐらいまで下がると血液が沸騰(圧力が低い為、気体になりはじめようとする)してきます。

なので、そこまで血圧が下がった状態になると血液などが気化しはじめるので、体に気体がどんどんたまってきて、膨張します。

およそ2倍くらいに膨れ上がりますが、皮膚や血管はその膨張に耐えられるので破裂ということはありません。
(全身がパンパンに膨張した状態になると思います…地獄絵図ですな。)




すぐに凍り付き凍死する、というのも無いです。

宇宙の気温はマイナス270.42度ですが、一概に「寒い」とは言えないようです。

寒い場所で人間が寒いと感じるのは、空気が体から熱を奪うためです。

空気がないと熱を奪うことができません。

魔法瓶が良い例で、魔法瓶の内部には真空の場所があるので、中に入れたスープやお茶の熱が外に逃げず、長い時間暖かいままです。真空では、熱は外に逃げないのです。

宇宙は体を冷やす空気がありません。

魔法瓶の中と同じです、放っておいても冷えません。

逆に恒温動物である人間は、生きる機能として熱を発し続けます。空気がないにも関わらず、生きるために備わった機能で勝手に熱を作り続けるので、その熱で体は温められていきます。

空気に奪われるはずだった熱が体の中に溜まっていくので、体温はどんどん上がっていき、やがてインフルエンザによりも高い熱となり、最終的には体温が上がり過ぎて死に至る可能性すらあります。


「宇宙線での死亡」ですが、宇宙には有害な宇宙線 放射線の一種が飛んでいて、それを浴びることになります。

即座に死に至るということではないですが、そのその場で生存できたとしても、深刻な状態陥る事と思います。

放射線を浴びる事になるので、一定量の被ばく量を超えると人体に悪い影響があります。

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