2024年12月26日木曜日

人は手に入れるより手放すことの方が大変だと思う

「人は手に入れるより手放すことの方が大変だと思う。」

この言葉は高城剛著の黒本に出てきた言葉である。


著者は荷物をほとんど持たないで全世界を渡り歩くノマドワーカーでありミニマリストだ。

「日本を離れて失ったものは何か?」の質問に対しての答えが上記の言葉である。


補足すると著者は、失うという風に考えるのではなく手放すと考えろと言っている。

「失う」はマイナスイメージが付きまとうが、「手放す」だと攻めの姿勢だ。

そこには自ら率先して手放したという気持ちが残る。


結構前からkindle unlimitedに入っているが、最近活用するようにしている。

こういった言葉があるから読書はやめられない。

高城剛著 黒本→https://amzn.to/3ZVfhGg


2024年11月30日土曜日

ノースフェイスの登山靴とソルボのインソール装着


どうも、物欲に負け続ける男 a.k.a. だいこんおろし(@daikon999)です。

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新しく購入した登山靴はTHE NORTH FACE(ザノースフェイス)のSummit Breithorn FUTURELIGHT(サミット ブライトホーン フューチャーライト)NF02312




軽量性を追求した、セミワンタッチアイゼン装着可能な3シーズン対応の縦走登山向けのアルパインブーツ。

岩稜帯やトレイルでの摩耗に対応する高強度のリップストップファブリックをアッパーに採用。
防水メンブレンには、ナノレベルのポリウレタン繊維をミクロ単位で吹き重ねてシート状にした、THE NORTH FACE独自開発のナノフィルム状防水通気素材「FUTURELIGHT」を使用している。

フューチャーライト自体はノースフェイスのジャケットにも使用されているがGORE-TEXと比べると性質が違う。

めちゃくちゃざっくり言うとフューチャーライトは通気する素材のため、ゴアテックスに比べて通気性が高いが防水性は劣る。
フューチャーライトは、「ナノファイバー膜」というメッシュの網目みたいな構造になっていて、その網目を空気が抜けていくので、透湿だけなく実際に通気するというのが大きな特徴。
つまり、汗を大量にかく様な場面では優位性がある。
ちなみにフューチャライトは耐水圧を公開していない。

豪雨などの荒天時はGORE-TEXなど耐水圧の高い素材のほうが安心。




ソールは薄い。

僕は足裏痛くなるだろうなぁ…
その防止にインソール入れるんだけど。




ソールには、軽量性と摩耗耐久性を両立するヴィブラム社のLITEBASE MONTコンパウンドラバーを使用。
薄く軽量なソール材だが、重登山靴に匹敵する磨耗耐久性を実現しているとの事。

実際の所、ソールの張替は出来ないだろうからどの程度持つかわからないけども。
(ある程度履きこんだら追加レビューするかもしれない。)




で、インソールは↓SORBO(ソルボ) インソール S-CUBEスケルトントレッキング。




インソールは足に合う合わないが大きいから詳細には書かないけど、僕はこれ気に入ってます。

先代のトレッキングシューズの頃から使用していて、これにしてから膝痛、足裏痛み、疲労感が改善されました。

かなりしっかりしたインソールだから多少重いんだけどね…多少。






で、↓がソールが駄目になったトレッキングブーツ、アディダスのテレックスのミッドカット。

通算五年ほど使用しており道志村の時もこのブーツだった思い出の品。

ゴアテックスなので沢で浸かっても浸水してきた事は一度もなかった。




ソールが珍しいコンチネンタルソール。
ビブラムじゃないんかい、と思っていたが、コレが馬鹿に出来なかった。
濡れた岩でもグリップしてくれて安心感は強かった。




前側に剥がれが出てきてしまったので買い替えとなりました。
もう五年ほど使用しているし寿命でしょう。
逆に完全に剥がれる前に気付いて良かったよ…

安いし、ゴアテックスだしある程度のグリップするしで良いブーツでした。



2024年11月28日木曜日

登山装備の買い替えとモンベルクラブ入会


どうも、物欲に負け続ける男 a.k.a. だいこんおろし(@daikon999)です。

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栃木県日光市フランス人行方不明の捜索に関連して、ザイルを使うのでブラッシュアップしていなかった登山装備を結構買い換えました。

レビュー等はのちのちブログでします。

普段使用している登山靴もソールが1/3位剝がれていて危険なので買い換えました。
山行中に剥がれなくて良かった。

なんだかんだモンベルで購入することが多くなってきていたのでモンベルクラブに入会致しました。
結構ポイントが馬鹿にならないので、もっと早めに入会しておけばよかった…

↓は店舗で気になったモンベルのトレールチャイ。



クマはモンタベアだろうか?
ほんのり甘くスパイシーさがある本格的なチャイだった。

2024年11月14日木曜日

コロナの除湿器の動作音が大きいので防音方法について


どうも、物欲に負け続ける男 a.k.a. だいこんおろし(@daikon999)です。


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今回は自宅で使用している除湿器についてです。

新品購入後、三年使用しているのでコンプレッサーの作動によるボディの共振音が酷くて防音加工いたしました。

ちなみに使用しているのは↓です。


はじめはコンプレッサーの音なのかな?って思っていたのですが、コンプレッサーの振動がボディの振動音になっていました。

分解してみると特に防音加工はされておらず、これでは音が出てしまいます。

プラスドライバーでカバーを分解します。

カバーの内部に↓をはります。


自分は20枚貼りました。

貼り付ける時は、貼り付け場所を清掃して圧着してください。

効果は絶大で、カバーの共振音はだいぶ軽減されました。

ダメもとで試してみてください。

2024年11月3日日曜日

革製品はもう買わない…

 僕のブログを昔から読んでいる方はご存じだと思いますが、昔は革製品が好きで買っていましたが、現在所有している革製品は印傳の名刺入れとダウンジャケットだけになりました。


革バッグも革ジャンも革小物も全て売却して手元を離れました。


何でかというと色々理由があるのだが、原始仏教にハマっている事と、登山のUL装備に関連することが大きいかもしれない。


端的に言うと革製品のデメリットが目に付くようになってきた。

・重い

・雨に弱い

・扱いに気を遣う

・高い

・命を頂いているという事


「出来うる限り余すことなく利用する」というのが根底にあり、天然皮革の材料を得るために殺生はしていないというのはわかるのだが、僕は現在では肉もあまり食べなくなってきている。

完全に食べないのは無理。

生きとし生けるもの全てに幸せに生きて欲しい。

植物も生きているので、生きる為には絶対に他者の命を奪って食べなければいけない。

であれば、せめてその回数を少なくし、極力買わないという選択肢に落ち着いてしまった。

勿論、将来的に考え方が変わる場合もあるだろう。

でも現在は、

「革でなくてもいい」

むしろ「革じゃないから買う」になっている。

2024年10月25日金曜日

GoProよさらば…

 伝えたい事の大半は動画で喋ったが、ゴープロを9、11、12と使い続けてきて今回の現場動画の撮影でGOPROを使い続けるのは、もう限界がきました。

撮影時はカメラの奴隷になっていて、常に熱停止の心配が付きまとっており、過去には撮れていないなんて事も複数回ありました…




次の購入候補は↓


夜間撮影の動画を観てもGOPROとは比較にならない程の夜間の明るさがある。

発売したばかりなのでもうちょっと様子見だが近い内に購入すると思います。

今までよりも明るく見やすい動画になるはずなのでもうしばらく待ち下さい…

2024年10月18日金曜日

栃木県日光市フランス人女性行方不明事件について…


どうも、物欲に負け続ける男 a.k.a. だいこんおろし(@daikon999)です。

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かなり久しぶりのブログ更新であり、書き方を忘れています…

ここ数か月忙しいんだか暇なんだかよくわからない生活を送りつつ、色々な事をしておりました。

YouTubeのメインチャンネルの更新が滞っておりますが、次回の動画は決まっていてベロンさん行方不明事件の現場動画です。

場所の詳細はまだ言えないですが、日光に行き次第YouTube更新したいと思っています。

今月以内には行けると良いんだけど、天気がね・・・
日光に行くタイミングが合わずヤキモキしています。

あと、日光に行く前に「ここや、あそこの動画を撮ってきてほしい」等のリクエストを貰った方が良いのか?と思っています。
色々な可能性を考えてはいるものの、一人で考え過ぎるのも方向性がまっすぐになりすぎるのかなと思っていて、あまりよろしくないのかも。

いずれにせよ、何か手がかりが発見されればと思っています。

2024年8月7日水曜日

軽トラにエアコンが無いので温度計を購入しました。

 僕の軽デコトラってエアコンが装着されてないんです。

僕のキャリイ(DA52T)ってこのぐらいの年代だとエアコンが無い車両が多くて、中古でもエアコン無し車両が安いので飛びついたのでした。

純正パーツでエアコンセットの在庫があるらしいんだけど、今は12万位します。

毎年のように、12万かぁ・・・と悩むもののエアコン購入には至っていません。


で、窓全開&マキタの扇風機全開で走行するものの真夏は地獄です。

まさにサウナ状態。

今の軽トラを購入した3~4年前はこんなに暑くなかった記憶があるんだけど…

今年はやばい。


さすがに熱中症の危険性があるのでせめて温度計はつけましょうと思いまして購入致しました。



かなり小型で精度も良い。

このサイズで-20~40℃で±2℃の誤差は優秀です。

早速、軽トラに取り付けいたします。

2024年7月20日土曜日

断捨離でシンプリストへ

「物欲に負け続ける男」は意外かもしれないが定期的に断捨離しています。

これは自宅での話で、倉庫兼仕事場では仕事道具もありごちゃごちゃしています。


断捨離しても月日が経つと物が増えていくので定期的に断捨離せざるを得ないのだが、いい加減この流れをやめたくて、かなり大量に捨てました。

ミニマリストと言えるほど物は少なくないけれどシンプリストと言っても過言ではないほどになったと思います。


それに合わせて物の入れ替えをし、普段使いのバックパックやPC周辺機器などを購入し古い物は捨てました。


あとは物を極力買わず、物の点数を増やさず捨てていけばミニマリストになれるはず…?

2024年7月17日水曜日

snap-onの製造年識別記号。(YEAR MARKS)について

 

画像の断捨離をしていたらsnap-on の製造年代識別表画像が出て来ました。

スナップオンのイヤーマークの表ですね。

スナップオンの大体の工具には記号が刻印されていて、そのマークで年代がわかります。

何かに役立つのでは?と思いつつ忘備録的に、資料としてここに残して置きます。




ミニマリストとウルトラライト(UL)登山の関連性について


ミニマリストとウルトラライト登山(UL)には、多くの共通点があり、両者は相互に影響し合うことが多いです。

どちらもシンプルさと軽さを追求し、必要最低限のものだけを持つことで、生活や冒険をより豊かにしようとする哲学に基づいています。



● ミニマリストの哲学

ミニマリストは、物質的な所有物を最小限に抑え、生活の質を向上させることを目指します。

不要なものを排除し、本当に価値のあるものに焦点を当てることで、心の平穏と自由を手に入れるのです。

ミニマリズムの基本的な考え方は、「持たないことによって得られる豊かさ」です。

少ないもので生活することで、時間、エネルギー、お金を節約し、それを自分にとって本当に重要なことに使うことができるのです。



● ウルトラライト登山の原則

ウルトラライト登山は、登山やハイキングにおいて、できる限り軽い装備を使うことで、移動をより効率的かつ楽にすることを目指します。

このスタイルは、従来の登山装備の重さを減らし、軽量で多機能なアイテムを選ぶことで達成されます。

ウルトラライト登山者は、装備の選定において慎重であり、持ち物の重量を厳密に管理します。

これにより、体への負担を減らし、長距離を楽に移動できるようになるのです。



● 共通する要素

ミニマリストとウルトラライト登山の共通点は、「必要最低限」に対するこだわりです。

両者ともに、本当に必要なものだけを持ち、それ以外は持たないという信念を共有しています。

ミニマリストが生活空間をシンプルに保つのと同様に、ウルトラライト登山者も持ち物を極限まで減らすことで、登山をシンプルかつ快適にします。



● 心理的な影響

どちらのアプローチも、心理的な影響を大きく与えます。

ミニマリストは、物質的な所有物から解放されることで、心の平穏を得ることができます。物が少ないことで、整理整頓が容易になり、頭の中もクリアになります。

一方、ウルトラライト登山者は、軽い荷物で山を登ることで、より自由な感覚を得られます。

重い荷物を背負って登るストレスから解放され、自然との一体感をより深く味わうことができるのです。



●環境への配慮

ミニマリズムとウルトラライト登山は、環境への配慮という点でも共通しています。

ミニマリストは、不要な消費を避けることで環境負荷を減らし、持続可能な生活を追求します。

ウルトラライト登山者も、軽量化を図ることで、環境に対する影響を最小限に抑えようとします。

例えば、ゴミを減らし、自然環境を守るために、リユース可能なアイテムを選ぶことが多いです。



● 実践的なアドバイス

ミニマリストとしての生活とウルトラライト登山の実践は、お互いに役立つアドバイスを提供できます。

例えば、ミニマリストは、日常生活において本当に必要なものを見極めるスキルを持っているため、そのスキルを登山の装備選びにも応用することができます。

また、ウルトラライト登山の経験者は、軽量で機能的なアイテムの選び方やパッキングのコツを、日常生活に取り入れることができるでしょう。



結論

ミニマリストとウルトラライト登山は、物質的な所有物を最小限に抑え、シンプルな生活や冒険を追求する哲学を共有しています。

どちらも、本当に価値のあるものに焦点を当て、不要なものを排除することで、心の平穏と自由を得ることを目指しています。

これらのアプローチは、心理的なメリットだけでなく、環境への配慮という点でも共通しており、持続可能な生活スタイルを促進します。

ミニマリズムとウルトラライト登山は、相互に補完し合う関係にあり、それぞれの実践から得られる知識とスキルは、日常生活や冒険において大いに役立つでしょう。


2024年7月15日月曜日

トランプ元大統領の暗殺未遂は予言されていた?イルミナティカード的中か?


トランプ元大統領に似ていることで有名になったイルミナティカードの「Enough is Enough」、和訳すると「もうたくさんだ」「いい加減にしろ」といった意味のカードだが、当初このカードはトランプ大統領誕生を予言したカードだと噂されていたがその後トランプ元大統領暗殺未遂事件を予言していたカードではないかと言われるようになった。


その理由はカードの説明文にある。


その説明文には日本語訳で「いつでも、どこでも、私達の狙撃兵はあなたを引きずり下ろせます。」と書かれていて、これによって「トランプ大統領の暗殺を暗示している」という噂が流れるようになったからです。


そして、2024年7月13日、東部ペンシルヴェニア州バトラーで開いたドナルド・トランプ前米大統領の支援者集会にてトランプ氏を狙った狙撃による暗殺未遂事件が発生。


トランプ氏は無事だったが、銃弾が右耳の上部を貫通し負傷した。

そして男性容疑者と流れ弾により観衆の1人が死亡した。


「Enough is Enough」のカードで耳のあたり上半分が赤くなっており、弾道ともとれる様な線もある。


カードについてはアメリカで騒がれ始めているみたいで、狙撃後に力強く拳を掲げたトランプ氏の姿に大統領当選確実だと言われている。



2024年6月6日木曜日

近況

お久しぶりです。

物欲です。


インターネット上での活動を三か月ほどしていなかったですが、そろそろ活動していきます。

例によって繁忙期に入っておりまして忙しさに忙殺されていましたが、事件の現場動画は撮ってきているので編集待ちとなっています。

次に出すのは現場動画で、結構遠い現場でしたが仕事の合間で行って来ました。

早ければ来週中に出しますのでもうしばらくお待ちを…


2024年2月10日土曜日

FUTURELIGHTってどんな素材なの?


ノースフェイスが近年開発した最新素材のFUTURELIGHTは同社の防水透湿素材に採用されています。

FUTURELIGHTはナノレベルのポリウレタン繊維をミクロ単位でシート状に吹き重ね、その何層にも重なるミクロ単位の網の目が水分を遮断し、空気そのものを通過させます。

内側からはミクロ単位の穴によってウエアを着用したときから通気し、素材自体の換気機能が高いため運動によるウエア内の蒸れを効果的に排出します。


耐水圧はゴアテックスに劣るものの、蒸れない透湿性はゴアテックスより高いとされていますので、長時間の土砂降りの雨を想定されている場合はゴアテックス。雪や通常の雨を想定している場合はFUTURELIGHTに軍配が上がるとの解釈で良いと思います。

※ゴアテックスは体温が上がらないと透湿が開始されませんが、FUTURELIGHTは着た瞬間から透湿を開始する防水素材になります。


アウトドアメーカー独自の開発素材を使用していることが多くて中には酷評される素材がある中、フューチャーライトは概ね良い評判が多いイメージです。

2024年2月8日木曜日

アークテリクス(ARCTERYX)のプロトンLTフーディ(PROTON LT HOODY)購入後1年経過レビュー

 今回は購入してから一年ちょっとのPROTON LT HOODYのレビューです。

ちなみに2023年では名称変更されていてPROTON HOODYになっている。

プロトン フーディは、通気性インサレーションとしてアクティブに山を楽しむためのニーズに対応。
湿気や熱をコントロールするミッドレイヤーとして、多彩な高負荷アクティビティをサポートします。
通気性インサレーションとは、通気性に優れた素材とインサレーションを組み合わせ、余分な熱と湿気を発散させる機能のこと。
Fortius™ Air 20表面素材は、非常に通気性が高いことに加え、他に類を見ないほど耐摩耗性が高く、摩耗試験では業界基準の60倍以上の耐久性を記録しました。
ボディ部に使用しているコアロフト™ コンパクト80の合成素材インサレーションは、優れた伸長回復性を誇ります。
No Slip Zip™はメインジッパーが自然に開いてしまうのを防止。
ヘルメット対応のインサレーテッド フードはさらなる暖かさを提供します。
一度着用したら、着たままでアクティビティに集中することが可能です。



購入してから実際に街着や登山時にも使用していたが、主に街での使用が多かったかな…

山での使用感が悪いのではなく、街での使用感も良すぎて着るのが多かった、というだけ。

暖かさを求めて買う人には残念なお知らせだが、PROTON LT HOODYは暖かくない。

でも、寒くない。

真冬の街着としての使用は関東でも寒いが、外に出たり暖房の効いたお店に入ったりする寒暖差の高い使用法だと、かなり快適だ。

通気性の悪いウェアだと一気に汗ばむ場面だが、プロトンLTは汗ばむ事はない。

本来の用途は登山時の行動着なので、非常に通気性が高くウェア内が濡れることがない。

「通気性が良いって事は、風通してスースーなんじゃないの?」という疑問があるかもしれないが、風がバンバン入ってきて寒いと言った事は無かった。

ミッドレイヤー使用も考慮されているトリムフィットなので全体的にスリムで体にフィットする。



じゃあメインフィールドである山での使用はどうかというと、夏以外の登山で必ず着ていくのがプロトンLTだったりする。

アクティブインサレーション(行動着)として優れているし、ミッドレイヤーとしても優れているオールマイティウェアなのだ。




一年間ヘビーユースして洗ってを繰り返しているが、懸念であった袖部分も目立つ劣化もなく長く付き合えそうです。

2024年2月1日木曜日

赤城神社主婦失踪行方不明事件【2023年の現場動画】











2023年に再訪した赤城神社主婦失踪行方不明事件の現場。

前回訪問した時は境内周辺のみだったので、目撃情報らしきものも含め色々と行って来ました。

しかしながら、迷う様な所ではないと思うのだが…

いつか真実が明らかになる日が来るのだろうか?

2024年1月29日月曜日

栃木県日光市フランス人女性行方不明事件 7【GPS軌跡と事件考察】

 



【ベロンさんの行動】
【台風12号】奥日光で総雨量272ミリを観測 日光の県道通行止め、28日夜に最接近。

・7月27日(金)に来日 成田空港着、この日は千葉・成田市で宿泊している。

・7月28日(土)は昼前後に日光へ向かい午後2時ごろ東武日光駅に着いた。
同日午後4時ごろ 日光市匠町タートルイン日光にチェックイン、28日から2泊の予定で日光市匠町の宿泊施設に1人で宿泊していた。

・7月29日(日)午前10時ごろ 朝食後、外出する様子だったベロンさんにホテル経営者が声をかける その後消息を絶つ。

・7月30日(月)午前11時ごろ、宿泊施設から近くの交番に連絡があり、ベロンさんがメモに残してた付近の観光施設周辺などを捜索したが、手がかりが得られていない。



【ご家族来日】
フランスでは、彼女が行方不明になったと聞いた家族は最悪の事態を想定した。
彼女の兄弟のダミアンさんとスタニスラスさん、そして妹のシビルさんは大急ぎで荷物をまとめて、8月4日に日本へやって来た。
8月18日には母親のアンヌ・デゼーさんも来日した。



【事件当日の通信記録】
FNNが事件当日7月29日のベロンさんのスマホの通信記録を入手した。
(ベロンさんのお兄さんのダミアンからの提供)

公開されたデータはフランス語で書かれており、宿泊先のWiFiを使用して接続された11時28分から40分までのグーグルマップの利用データである。

読み取れるところでは、11時30分頃に「仙台駅」「若林区」「仙台駅から山寺(立石寺)のルート」「日光の宿泊先から山寺へのルート」「太白区周辺」「宮城野区周辺」など仙台方面を確認。
11時34分には日光の「憾満ヶ淵」、東照宮のある「山内」、宿周辺の「本町」を確認していた(地名はすべてローマ字)。



【GPS軌跡について】
ベロンさんの携帯は行方不明当日の午前11時40分まで滞在先ホテルのWi-Fiに接続されていた。(最後のGPS位置情報は午前11時25分に記録された)

7月29日(日)午前10時ごろ 朝食後、外出する様子だったベロンさんにホテル経営者が声をかける(後に午前10時半頃と証言している)
この証言との乖離をどの様に判断するかだが、ホテル経営者が時間を勘違いしている可能性が高いのではないだろうか?

携帯電話事業Free創設者Xavier Nielの調査協力によれば、ベロンさんの携帯電話はボタン操作による通常の電源切断ではなく、バッテリーが引き裂かれたか、破壊されるなどして「激しく切断された」ものとされた。



【考察】
ベロンさん失踪後一切の痕跡がなく所持品も発見されていない。
鳴虫山、大谷川は特に重点的に捜索されたが一切の手掛かりなし、ベロンさんの性格からも川に近づくとは思えず、自発的失踪も考えられないとされ、何らかの事件に巻き込まれたものと思われている。
事件の可能性は、専門家や元刑事含め多数の人に指摘されており、フランスの当局は、ベロンさんの失踪を誘拐事件として捜査している。
国連の強制失踪委員会と仏当局は、日本の警察にベロンさんの携帯電話のデータを収集・保存するのと捜査状況の共有を、2018年、21年、23年3月の3回にわたり要請したが、日本からは断られている。


説は大別して三つの可能性に分けられる。↓

【自発的失踪説】
事件を調べるにつれ、実は日本に知り合いがいて合流し、そのまま密かに暮らしているパターンもあるんじゃないのかな?と思ったが、まずあり得ないだろう…
自発的失踪の場合に問題になるのはてんかんの薬だが、健康保険がなくても実費で済む話ではある。(しかしその場合でもパスポートの提示を求められるかもしれない?)
調べてみたところ抗てんかん薬は色々なサイトで個人輸入可能である。
行動の詳細を書いたりホテルの予約等が偽装だったのだろうか?彼女のお土産すらも?
大事になるとわかるはずなのでホテル外出後は一切携帯を使わずに?
逃亡に関する検索履歴も残さないようにしてまで?
こんな事あるのだろうか?まるで自分に追跡の手が伸びる事を恐れているようであり、大げさすぎる。



【遭難説】
ご家族の証言ではベロンさんは慎重でアウトドア活動の趣味はないとされており山や川で遊ぶといった活動は好まないはずである。
特にヒルの季節でありご家族も捜索時にヒルに悩まされたようである。
ベロンさんは2013年に初めて来日した際は東京しか訪れなかったので日光は初めての場所である。
そんな場所なのに鳴虫山に行ったりするだろうか?
限られた時間の中で、もっと他に行きたい場所が多くありそうだが?
大谷川は重点的に捜索されており、流された可能性は非常に低いとされているが…



【事件説】
ホテルオーナーの証言とGPS軌跡の乖離をどう考えるかだが、単純にベロンさんは10時30分に一時外出しただけではないだろうか?
その後すぐにか、しばらくしてから室内に戻ってきたのでは?
単純に誰も見てないだけで自分の部屋にベロンさんは戻ってきた。
そして午前11時40分まで自分の部屋にいた。
小さいホテルでは常時受け付けに人がいるわけではないし忙しい午前中である、受付に人がいる方が珍しいのでは?
ホテルオーナーの証言を疑わず、GPS軌跡も考慮するとこれしかないのではないだろうか?


携帯が無くなっておりパスポートが残されている事から以下の可能性が考えられる。

・ベロンさんは携帯の方を重視した可能性。
・単純に忘れた。
・外出するがすぐ戻るつもりだった。


外出時にパスポートを携帯しないというのは個人的に考えられない。
なぜならば携帯と同じかそれ以上に大事な物であり紛失した場合や提示を求められた時に非常に面倒な事になるため、旅慣れているベロンさんが不携帯で外出するというのは不思議に感じた。(外出が短時間であったとしても)
ベロンさんの姿は半袖姿に小さなバッグ、パスポートなし、遠出する気持ちはなかったと考えられる。

本では洗面用具バッグはベッドの上にあり、スーツケースは入口のベンチの上で開かれて乱雑に置かれていたと記載があった。
ともすれば、急いでいたともとれるような印象を受けた。
誰かと待ち合わせをしていたのではないだろうか?

調査の結果、ベロンさんの携帯電話はボタン操作による通常の電源切断ではなく、バッテリーが引き裂かれたか、破壊されるなどして「激しく切断された」ものとされたとある。
思うに携帯自体を破壊したのか、電波を遮断する方法を使われたのではないのか?と思う。

・ハンディタイプもあるが、強力なジャマーはGPSも含め周囲数十m圏外になる

・電波遮断ポーチは簡単に自作可能で、携帯を奪えるのであれば有効だと思う。


ベロンさんの滞在部屋から近い「非常口」は中から簡単に開けられる記載があり、この点も気になる。
足跡鑑定はしなかったのだろうか?(本にも一切記載がない)

他の防犯カメラにも映っていない、有力な目撃証言もない事から、おそらく車での誘拐で土地勘のある人間だと思う。

事件だとすれば計画性のある犯行であり、べロンさんと外部の連絡を遮断しようと考えるはずである。
携帯のデーターが残っていれば第三者とのやり取りが残っていたかもしれない。

しかし、ベロンさんが簡単に他人の車に乗車するか?という疑問は残る。
なぜならばベロンさんは失踪前日に新婚旅行中で車で日光に来ていたフランス人夫婦とコンビニで会話しており、「宿まで送る」と夫婦が言ったがベロンさんは断っている。
ベロンさんの慎重な一面を裏付けるエピソードとして語られることが多いが、実際は「せっかく来た日光なので歩いてゆっくり見ながら帰りたい」が本心ではないだろうか?
昼間は観光客が多くいたが夜ならば閑散としている。

以前からやり取りしていた人物か、面識のある人物がいたのではないかと思っている。

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2024年1月24日水曜日

赤城神社主婦失踪行方不明事件




【事件概要】

1998年5月3日。午前11時半頃。

千葉県白井市の主婦、志塚法子さん(当時48歳)は、家族(夫・娘・孫・叔父・叔母・義母)と群馬県宮城村三夜沢(現前橋市三夜沢町)

の赤城神社(三夜沢赤城神社)へツツジ見物に訪れていた。


あいにくの雨ではあったが、夫と叔父の二人は霊水でも有名な赤城神社境内の水汲み場に向かった。

夫と叔父以外は駐車場に停めた車の中で待つことに。

孫を抱いていた法子さんは娘に孫を預けると、「折角だから、賽銭をあげてくる」と告げいったん車外に出た。

しかし、お賽銭を忘れた事に気付くと財布からお賽銭用に101円だけを取り出し、神社への参道を登っていった。(財布は車中に残したまま)


その時の格好はメガネ着用で赤い傘を差し、ピンクの長袖シャツに黒かグレーのスカートという目立つもの。(赤とグレーのスカートとの情報もある。)

それにハイビスカスのついた青いサンダルを履いていたそうです。


駐車場から社殿迄は直線距離で約50メートル。

駐車場には20台前後止まっていた。


法子さんの娘は抱いていた赤ん坊がぐずりだしたので、車の外に出てあやしていた時に参道から大きく外れた林の中でたたずむ法子さんを目撃した。

法子さんは、なにをするでもなく西の方角に向かって立ち尽くしていた。


不思議に思いながらも、抱いていた赤ん坊が激しく泣いたため、子供の方へ視線を落とし再度法子さんの方へ視線を向けたが法子さんは居なくなっていた。


この間の時間僅か数十秒程度であるという…


 これが家族が見た法子さんの最後の姿となってしまった。


やがて水飲み場から夫と叔父が戻ってきたが法子さんを見ていないと言う。

家族はそのことが心配になり、車を出た母親(法子さん)を捜しに出た。

それは法子さんが車を出てから6分ほどしてからのことだったという。

(ちなみに法子さんは、自分が使っていた補聴器を鞄の中に残したまま失踪している)


家族はあたりを捜したが見つからず、探し始めてから1時間ほどたった午後1時半頃に警察に通報。


大胡署(現在は前橋東警察署大胡分庁舎)は消防と合同で80人態勢(当日か?)の山中の捜査(山狩り)を行なったが、遺留品すら出て来なかった。

(当日には警察犬、後日にはヘリコプターも出動)


失踪から10年後の2008年には、群馬県警が法子さんの顔写真等を掲載したビラを500枚配布し、情報提供を呼びかけた。


2008年6月、法子さんの失踪宣告がなされている。

(失踪宣告とは,生死不明の者に対して,法律上死亡したものとみなす効果を生じさせる制度です。)





【行方不明者特徴】

・千葉県白井市に住む主婦の志塚法子さん。

失踪当時の年齢は48歳で、身長は156cmの体重54キロで、ややぽっちゃりとした体型


・法子さんはメニエール病を患っており、耳が不自由で補聴器を手放せなかったが、失踪した時は補聴器をつけていませんでした。

法子さんは右耳が悪かったらしく、低気圧の時には気分が悪くなり、補聴器をつけていない状態だと時折めまいを起こして倒れることもあったそうです。



【メニエール病とは?】

メニエール病の特徴的な症状は、ぐるぐる目が回るような“回転性めまい”、“耳鳴り・難聴”、“吐き気”などです。


発症の仕方は個人差がありますが、一般的には耳が詰まったような違和感や耳鳴り、聴力の低下などが突然現れ、その後めまいの発作が生じます。めまいの発作は30分から数時間続くことが多く、吐き気や嘔吐を伴うことも少なくありません。


そして、メニエール病はいったんこれらの症状が治まったとしても再発しやすいことが特徴のひとつです。再発を繰り返していくうちに症状は悪化していき、特に聴力の低下は発症当初は低い音のみが聞こえにくくなるものの、進行すると高い音も聞き取りにくくなります。

出典・・・(https://medicalnote.jp/diseases/%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%97%85?utm_campaign=%E3%83%A1%E3%83%8B%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%97%85&utm_medium=ydd&utm_source=yahoo)





【なぜ赤城神社に来たのか?】

志塚法子さんは夫の実家がある群馬県太田市新田町に訪れていた。

夫・娘・孫・叔父・叔母・義母らと過ごしていたが、 花屋に行った時に、義母が「赤城神社の花も綺麗らしいわよ、みんなで行ってみましょう」と発案した。

乗用車と軽トラの2台に分乗して赤城神社へと向かった。


実際は、神社自体はツツジの名所というわけではなく、神社へと続く参道がツツジの名所であるとの事。

その為、車から降りない面々がいたのではないだろうか?と考察する。




【事件当日の周辺状況】

ゴールデンウィーク中で神社には沢山の人が訪れていたが、

不審な人物や物音を聞いた人はいなかった。


事件発生当時の赤城神社はツツジがちょうど見頃になっていた上に、GW中、祭り前日ということもあり神社の境内は参拝に来た人とツツジを見に来た人で賑わっていたそうです。


駐車場には20台前後止まっていた。(キャパシティの半分程度か?)




【目撃証言】

・情報提供自体は20件ほど寄せられた。

しかし、彼女の発見に結びつくほど有力なものは今のところ無い。


・娘が探しに出てすぐに、娘は帽子を目深にかぶった3人組とすれ違った。


 ・失踪翌日(5月4日)に、三夜沢赤城神社から北に直線で約3kmほど離れた「赤城不動大滝」付近の林道で法子さんに似た人を見た、との目撃情報があるが、真偽は不明。(要確認)




【ビデオ動画】

失踪から7カ月後に失踪当日の赤城神社で偶然撮影されたホームビデオが撮影者によって、テレビ朝日に提供された。

法子さんの格好と酷似した女性が画面右から現れ拝殿にお参りして画面右側に去っていく。

家族に確認して頂いたところ、「これは別人」と否定。


動画内の別カットに御神水の汲み場付近にて何者かに傘を差し出すような姿が小さく映り込んでいる人物がおり、番組、家族はこの人物に注目した。

後に映像解析を試みると、傘の色は赤色ではないかと言う事になった。






【謎の電話】

失踪後、数回無言電話が千葉の自宅にかかってきている。

志塚家ではナンバーディスプレイを設けており、ディスプレイ上から推測した局番は大阪府と米子市であった。




【賽銭の101円の意味】

101円は今までの訣別、物事の始まりを意味する(この事件関連でしか言われておらず確認が必要、つまり一般的に知られている情報ではない。)


家族が覚えているということは、彼女が言ったからだろうが、ならばなぜわざわざお賽銭の金額を周囲に告げたのだろうか?という疑問が湧くが何気ない会話の中から話題に出たのかもしれない。




【超能力者の考察】

・テレビ番組「奇跡の扉 TVのチカラ」では、超能力者・ゲイル・セントジョーン氏は事件、と結論づけた。

男性が倒れているから手を貸してくれ、と言われて、彼女は男を助けて山中を進んだ後、暴行目当てで拉致され、解放されて暫くは生きていたらしいが、傷が致命傷となって、山中で息絶えた、と述べた。

氏は「残念だが、ビデオの女性は彼女とは別人だ。」とのことだった。



【警察犬はどこまで辿れたのか?】

・「奇跡の扉 TVのチカラ」に取り上げられる前のワイドショーだと警察犬はバス停近くまで辿ったとやってたとの情報あり(要確認)





【色々な説】

・失踪説(錯乱含む)

・誘拐拉致説(北朝鮮やその他含む)

・駆け落ち説

・遭難説(自発的含む)

・天狗、神隠し説

・実は見つかっているが公にはしない説




【考察】

●失踪説(錯乱含む)

失踪説と遭難説のどちらかではないかと個人的には考えをまとめている。

しかし自発的&錯乱等を含む失踪だとしても、どうやって赤城神社から離れるのか疑問に思う…

法子さんは家族で赤城神社に来ており、家族に見つからずに赤城神社を離れるのは難しいのではないだろうか。


偶然にもバスが来る時間で即座に乗車したのか? しかし誰も目撃者がいないというのも不思議である。


残るはタクシーや徒歩と言う事になるが、現実的ではないだろう。

赤城神社はある程度の山の中であり、栄えた所まで行くのに徒歩ではキツイ、しかもサンダル履きである。

失礼な話だが、法子さんは常日頃運動をしていたという体系には思えない為長距離歩くのはどうだろうか?時間もかかりそうだ…


法子さんが偶然にも停車していたタクシーを捕まえて乗車したにせよ、法子さんは101円しか持っていないと思われるし、タクシーであれば運転手が覚えていそうだが…

もちろん法子さんが自発的な失踪を計画していて、へそくり等でお金を貯めており現金を隠し持っていたという可能性もあるが、これから失踪するという人間が一度車外に出た後でわざわざ101円を取りに戻るだろうか?


不確かな情報で、「法子さんが失踪した翌日朝早くに法子さんらしい女の人をあまり人通りのない県道沿いの道で見かけた方がいる、行方不明になったときの服装のままだったらしい。」

という情報を見かけたが、そうであったとしても法子さんが今だに発見されていないというのは不思議である。


自発的&錯乱状態での失踪だとしても、失踪届が出されている状態で新たな人生を送るにはハードルが高すぎる。

住民票は取れず、身分証も作れない、もちろん医者等に行くのも保険が使えず家すら借りられない。

身分証のいらない仕事で住み込みという手もあるだろうが、そんな生活が続くだろうか?


現場捜索には警察犬が投入されたが、警察犬はどこまで辿れたのか?

実は不確かな情報だが、「奇跡の扉 TVのチカラ」に取り上げられる前のワイドショーだと警察犬はバス停近くまで辿った、との情報がある。

この情報が確かなものなら、法子さんはバスに乗車したのではないかと思われるが・・・真実は不明である。


家族の誰一人も失踪の兆候も判らず、有力な目撃者もいない。

身の回りの物を持たず、急遽行った赤城神社にて痕跡を完全になくして失踪するのは、中々にハードルが高い。


やはり冷静に考えると失踪説は無いのではないだろうか?


錯乱状態で山の中に入って行ったとしても遺留品の一つくらいはあってもおかしくなさそうである。




●駆け落ち説

ネット上でよく目にするが、何一つ確証的な情報がない。

ネットの奥までサルベージしてみたが、噂程度の話で考察に値しないというのが正直な所。


仮に相手がいて援助してもらえるとしても、そんな生活が長く続くとはとても思えない。


1998年失踪当時の携帯電話の普及率を考えてみると社会人の男性の間で復旧し始めたかな?という程度で主婦が持っているのは珍しい時代だった。

調べてみたが、法子さんが携帯を持っていたという情報もない。


相手とのやり取りはどうするのだろうか?


相手がいるにしても突発的に行った赤城神社でなぜ駆け落ちをしなければいけないのか?

しかも親族がいる状態で…この状態で急に居なくなれば騒ぎになる事は容易に想像出来る。

仮に家族への当てつけだとしてもこのタイミングはないだろう…

時と場所を選べばもっと容易に駆け落ち出来るだろうに…と思う。


この説は正直ないと思っている。




●天狗、神隠し説

確かに昔から赤城山の天狗は有名である。

赤城山杉ノ坊という天狗が有名で、普通の天狗とは格が違う大天狗と言われていている。

強力な力を持つという大天狗のなかでも、赤城山杉ノ坊は赤城山の天狗を取り仕切る大天狗であるという。


確かにこの失踪事件は色々と疑いたくなる気持ちもわかるが、リアルで現実的な考察を目指したい僕としてはこの説は考察しない。




●実は見つかっているが公にはしない説

僕はこの説は絶対にないと思っている。

特定失踪者だって見つかればニュースになるんだから、一度は警察の手を借りていながら世間に未公表でいられるわけないし、この事件自体かなりセンセーショナルな事件である。

もし発見されたのならばマスコミ連中が黙っていないと思う。




●誘拐拉致説(北朝鮮やその他含む)

実際に現場を見る前はこの可能性も考慮していたが、何でここで拉致するの?というのが正直な所である。


赤城神社の境内は大きな杉を際立たせるように非常に綺麗に手入れされていて見通しはかなり良い。

しかも事件発生当時の赤城神社はツツジがちょうど見頃になっていた上に、GW中、祭り前日ということもあり神社の境内は参拝に来た人とツツジを見に来た人で賑わっていた。


見通しも良い、人も多い、真っ昼間、こんな場所で拉致誘拐するだろうか?


事件当日、赤城神社には沢山の人が訪れていたが、

不審な人物や物音を聞いた人はいなかった。


駐車場には20台前後止まっていたと情報があるがこの台数は満車の半分程度ではないだろうか?

勿論、少ないにしても車の中にいる人も居たかもしれない。


歩いている女性を無理矢理車に押し込むにはあまりにもリスキーであると思うのだが…

しかも、暴れるであろう法子さんが身に付けている物を現場に一切残さずにである…


しかし、当日の天気は雨であり皆が傘を差している状況である。

視界は傘で遮られ視界も狭くなる。

雨音で周囲の音も聞こえにくくなるかもしれない。


「法子さんを娘さんが探しに出てすぐに、娘さんは帽子を目深にかぶった3人組とすれ違った」との情報があるが、その三人組は荷物等は持っていたのだろうか?

例えば人が入りそうな大きなバッグとか大きな何かを背負っていたとか…

そうであれば、がぜん誘拐説が現実味を帯びてくるのだが。


情報を掘ってみたが「三人組を見た」というだけで荷物等の記載は見つけられなかった。


誘拐拉致説は完全にないと言い切れないのが正直な所であり、犯罪に巻き込まれた可能性は十分あると思う。


今回考察するにあたって大いに参考した本がある。

松閣オルタさんが著者の「オカルト・クロニクル」だ。

実際に現場に行き詳細に考察されている、非常に丁寧なフィールドワークをされており尊敬に値する。


勿論この考察では詳細に引用はしないが、オカルト・クロニクルでは北朝鮮拉致説の可能性を詳細に検証考察している。




●遭難説(自発的、事故含む)

現場訪問時には僕はこの説を否定していたが、現在では遭難ではないかと思っている。


10日間で延べ100人の警察と消防団が捜索という、山での行方不明者を探すには少ない人数であり、失踪当日には警察犬が投入され、後日にはヘリコプターも捜索に加わったとの事だが、事件当日は雨で匂いは流され、ヘリでの上空探索は深い木々で阻まれ視界も相当悪かった事だろう。


「雑感」ブログさんにての考察で、トイレが混んでいたため林の中で用を足すために森の奥深くに入って行って意図しない事故で遭難してしまったのではないか?

という考察がなされていた。


大いに参考になり合点がいくものであった。

読んでみて僕もこの考察ではないかと思った。



「トイレをすぐに使用出来なかった」この可能性は非常に高いのではないだろうか?

ゴールデンウイーク中、ツツジシーズン、祭り前日と言う事でトイレの順番待ちが発生していた事は十分考えられる。


法子さんが我慢できず林の中で用を足そうとしていたのならば、僕が動画内で行った場所よりさらに奥に行かないと女性は安心して用を足せないだろう。

何故なら、赤城神社周辺はきちんと管理された森であり杉が等間隔に生えている、つまり見通しがいいのである。

しかも高低差があり下からは上の様子が見える場合がある。


「安心して用を足したい」このせいで法子さんは奥深く森の中に行ってしまったのではないだろうか?

そのタイミングでメニエール病の症状が出てきてしまった。

赤城神社は山の中であり当日は雨も降っていた、メニエール病が出てきやすい条件が揃っている。

法子さんは強烈なめまいや平衡感覚の欠如の為に、山を下りていけば神社周辺に出られるのに高低差が判らず混乱している為、逆に山を登って行ってしまった。

行けども行けども山の中である…そして遭難してしまった。



ただこの説も気になる点はある。

サンダルで奥まで行くかな?という所である。

現場は斜面になっておりある程度の角度が付いている。

足元は雨でぬかるんでいるし、枯葉や折れた木が散乱している。

時期は違うが、僕が現場に行った時はそんな状態である。


サンダルでは脱げやすく「これ以上行けない」となるのではないだろうか?

そういった思考回路も働かなくなっていたという可能性もあるが…それならば遺留品の一つでもありそうなものである。


逆に法子さんは必死になって身に付けている物を離さない様にしていたのではないだろうか?

サンダルが無くなれば歩けなくなる。

傘が無くなれば濡れてしまう。

眼鏡が無くなれば見えなくなってしまう。


しかし、僕は意図しない事故による遭難であると思っている。

やはり、予期しない何かが起こって20年以上語り継がれる謎の事件として語り継がれる事になってしまったのではないだろうか…




●赤城山林に頭蓋骨 死後数年、死体遺棄で捜査 群馬

産経新聞 2012年 8月23日(木)7時55分配信


 沼田市利根町根利の赤城山の山林で白骨化した人間の頭蓋骨が見つかり、県警捜査1課と沼田署は22日、死体遺棄事件として捜査を始めた。性別は不明だが、骨の状態などから死後数年以上経過しているとみられ、県警が身元確認を急いでいる。


 県警によると、頭蓋骨は成人のものとみられ、あごの一部が欠けていた。付近の土中に丸まったブルーシートが埋められていたほか、人骨の一部が見つかった。県警が回収作業を進めている。現場は国有林で、付近でキノコ採りをしていたみどり市の無職男性(80)が13日に頭蓋骨を発見、21日に桐生署に届け出ていた。県警が22日、捜索したところ、林道から約10メートル入ったヒノキ林内で頭蓋骨などが見つかった。



結果的に父親が逮捕された…


●娘殺害した疑い、71歳父親を逮捕 群馬の白骨遺体

2012/8/27付 日本経済新聞


群馬県沼田市の山林で白骨化した女性の頭蓋骨などが見つかった事件で、群馬県警は26日、殺人容疑で同県太田市西本町、無職、山崎正人容疑者(71)を逮捕した。逮捕容疑は2008年7月ごろ、山崎容疑者の当時の自宅駐車場に止めた乗用車内で長女の無職美保さん(当時40)を殺害した疑い。


県警によると、山崎容疑者は26日午前「娘を殺して埋めた。報道を見て自責の念に駆られた」と太田署に自首した。山崎容疑者は「口論になり、かっとなって電気コードで首を絞めて殺した」と供述している。


当初、死体遺棄容疑で捜査していたが、すでに時効が成立しており、殺人容疑で逮捕した。