2019年9月16日月曜日

吉幾三 ラップ【TSUGARU】歌詞の意訳・翻訳・和訳?




【TSUGARU】歌詞の意訳・翻訳・和訳?

お前のとこの爺さん婆さんはどうしてる?
うちの爺さん婆さんは去年死んだわ
お前んとこの長男はどうしてる?
うちの長男は何してるか分からんな

上京したって電話で聞いたけど
一体東京のどこに行ったんだか?
何考えてるのか分かんねえやうちの長男は
ほんとに馬鹿野郎でどうしようもねえや

お前のとこの長女はどうしてる?
うちの長女はアメリカに行ったよ!
お嫁に行ったんだけど何年経っても
地元に戻ってこない馬鹿娘だよ

子供が出来たって電話で聞いたけど
どうせ男みたいな性格の女の子だろうな
お祝いのお金も包まないし
ほんとに迷惑ばっかりかけてるよ!

よく喋れば「おしゃべりな奴」って周りに言われる
黙ってると「無口な奴」って周りに言われる
喋ってた方が良いのか悪いのか
黙ってた方が良いのか悪いのか

津軽の春夏秋冬を知ってるか
春の花崎温泉、夏のねぶた祭り、秋の紅葉を
冬の雪降る厳しい四季を感じながら
生きていることを知ってるか

津軽の言葉を舐めんじゃねえ!



いくらでも雪が降ってくるなあ  昨日の夕方から
どこにも行けないじゃないか  こんな様子じゃ
滑って転んじゃったよあそこの橋で
つい一昨日、欄干にもぶつけたんだ

おでことおしりにイボ出来ちゃってさ
今から行くんだ医者のとこにね
なんだかよく分からないが昨日の夕方から
痛くてしょうがないから行ってくるよ

太ももと膝小僧まで調子悪いから
そのあたりも医者に見てもらって
温泉にも入ってくるわ、今日
夕飯の時間には戻るけどウチん家に来るか?

もやしとネギを入れたモツ鍋でも食おうぜ
そんで一杯やろうぜ、今夜今夜!
うちのかみさんも今日居ない、誰もいないよ
電話で呼ぶわ、家帰ったらな

よく喋れば「おしゃべりな奴」って周りに言われる
黙ってると「無口な奴」って周りに言われる
喋ってた方が良いのか悪いのか
黙ってた方が良いのか悪いのか

今ならまだ会えるんだし帰りなよ
季節は自然にお前の帰りを待っている
何年故郷に背を向けるつもりだ
そのうち絶対にバチが当たるぞ

生まれた津軽を舐めんじゃねえ!



青森、弘前、五所川原
八戸、むつに鯵ヶ沢
食べ物は美味いし酒も美味い
土地の三方を海に囲まれて

それでもこの地を出ていく馬鹿者がいる
戻ってこない若者、子供達
帰ってくるとお土産を持ってくるが
来る時は毎回食ったことも無い

菓子だけ持ってくるな、上京して稼いできた金をくれ
田畑や山林はどうするつもりだ
俺達が死んだら売るつもりだろう、お前らには何もやらんぞ
100歳まで生きてやる、お前らには何もやらんぞ

化けて出てやる、死んでから
お前の枕元に立ってやる
覚えておけよこのクソガキめ
お前たちも歳取れば同じ目に遭うんだからな!

よく喋れば「おしゃべりな奴」って周りに言われる
黙ってると「無口な奴」って周りに言われる
喋ってた方が良いのか悪いのか
黙ってた方が良いのか悪いのか

「幸せってなんだろう?」と思うなら
お前を産んだ両親に会いに行け
いつでも両親の顔を見れる
19歳や20歳の子供じゃないんだから

青森全部を舐めんじゃねえ!

出典・・・・・https://www.youtube.com/watch?v=UVAWjRnMQfM



津軽弁ってやっぱりわかりにくい・・・

オラこんな村嫌だ〜って出ていったバカ息子へのアンサーソングみたいですね・・・

(故郷に帰らない息子に対して)最後の歌詞の死んだら化けて出てやるーー!!がちょっと切ない。

しかし、現代社会における歪な家族問題や東京一極集中の構造をブラッシュアップした意欲作だと思うんだが、結構マジで。

今の日本が陥っている世代の問題をリリックに込めていてちゃんとヒップホップになっています。

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