2019年11月18日月曜日

「日本最大級の海賊リーチサイト」と言われていた「はるか夢の址(あと)」運営者たちに1億6千万円の賠償命令の判決


 漫画などを無断掲載する違法な海賊版サイトへ利用者を誘導する「リーチサイト」で、自社の出版物の著作権を侵害されたとして、出版大手「講談社」(東京)がサイトの元運営者ら3人に計約1億6500万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁(杉浦正樹裁判長)は18日、元運営者らに全額の支払いを命じた。リーチサイトの運営側に賠償を命じる判決は初めて。

 被告はリーチサイト「はるか夢の址(あと)」(閉鎖)を運営するなどしていた男3人(24~39歳)。著作権法違反などで起訴され、今年1月、大阪地裁でいずれも実刑判決を受けた。

出典・・・・・https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191118-00050186-yom-soci




どうも、物欲に負け続ける男 a.k.a. だいこんおろし(@daikon999)です。



「はるか夢の址(あと)」とは?


「はるか夢の址(あと)」をご存じない方が多いと思うので簡単に説明致します。

「日本最大級の海賊リーチサイト」と言われていました。

「リーチサイト」と言うのは、インターネット上で漫画や書籍を権利者に無断で公開するサイトの事です。

逮捕にあたっては大阪府警や福岡県警を始め埼玉、千葉、神奈川、新潟、岡山、香川、愛媛の9府県警合同捜査本部によって捜査されました。

「はるか夢の址」は今夏7月19日に関係先の家宅捜索が行われています(サイトは、その時点で閉鎖された)。

現時点で容疑者9名の逮捕。

「はるか夢の址」には「名探偵コナン」や「ワンピース」など、あらゆる人気漫画や雑誌が違法にスキャンされ電子データ化して「サーバーロッカー」と言われるファイル保存サービスにアップロードされていた。

その管理者は「紅籍会」と言われる組織で「実際には同会のメンバーを含めサイトへの関与者は相当数にのぼっている」。

紅籍会の中心人物は元大学院生(22)。

サイトは海外のサーバーを使うなど巧妙で接続元の特定を困難にするTorを使い、投稿者にも、このソフトを使うように求めていたようです。

運営方法は、サイトの利用料の半額が、紹介料としてはるか側に渡って、投稿者には競争させながら内容の充実を図っていた。

他のサイトの利用者も取り込んで勢力を拡大しており、その手法は、競合するリーチサイト管理者に対して共同運営や合併を要求することから始まり、聞き入れなければ相手のサイトに大量のデータを送信してサーバーをパンクさせる「DDoS攻撃」まで行なっていた。

「はるか夢の址」は、投稿者の会員が3000人以上いて、毎月平均で2万件を超える投稿があったと言われる。閲覧者数は1400万人で300万回を超えるダウンロードがあったそうです。




まぁ・・・かなり悪質と言う事で、巨額の判決となったみたいですが、漫画界が受けた損害はこんなものではないでしょう。

しかしこの前逮捕された、「漫画村」運営者の星野路美(ロミ)容疑者への損害賠償請求と懲役刑はこれ以上の判決になるものと思われます。

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