2024年1月20日土曜日

越谷市トラック運転手殺害事件【未解決事件】

正式名称は「越谷市川柳町地内の男性殺人事件」


越谷市トラック運転手殺害事件とも言われる。

こちらの名称の方が有名になっている。




●犯行現場住所

埼玉県越谷市川柳町四丁目133-●●

(2024年1月現在は転居されているとの情報あり)




●事件概要

2013年10月16日。


越谷市川柳町の民家から110番通報があったのは16日午前3時35分頃。

この家に住む会社員、速水謙一さん(54)が胸などを刺され、倒れているのを妻(35)が発見した。

速水さんは病院に搬送されたが、出血性ショックで約2時間後に死亡確認された。

県警は、犯人が窓ガラスを破って土足で室内に侵入し、1階にいた速水さんを刺殺した殺人事件と断定。


・同居家族は、妻35歳・長女13歳・次女10歳の4人家族。


・夫が倒れていた1階リビングと廊下を挟んだ場所にある和室の窓は壊され、50センチ四方の穴が開いており、鍵は開いた状態となっていた。

普段は夫が施錠しており、事件前に窓は破損していなかった。

和室内には、数個の土足痕があった。そのため、犯人は窓を割って侵入したとみられている。

事件後の窓は閉じられた状態のまま、ガラスの破片が周辺に飛び散っている状態となっていた。


・その後の捜査で、割れていた窓から高熱が当てられた痕跡が見つかったことから、「焼き破り」という手口で窓を開けようとした可能性がある。


・夫は、いつも会社に出勤するために午前4時~5時ごろに自宅を出ており、夫の寝ている布団がリビング内に敷かれていないことや照明がついていたことから、出発前に和室窓から侵入してきた犯人と就寝していたリビングで鉢合わせとなった可能性が高いとみられている。

血痕が飛び散っており、夫の腕などに防御創があることから、夫は男ともみ合って刃物で殺害されたとみられる。


・普段の夫は2階で寝ているが、部屋を片付けのために、数日前から1階の居間で就寝していた。


・速水さんが襲われたのと同時刻ごろ、2階の部屋で寝ていた速水さんの長女は不審な物音に目を覚ました。

横たわっていたのは2段ベッドの上段。

直後に見知らぬ男が視界に入り、手に刃物を持っていた。

「静かにしろ!」長女が悲鳴を上げようとすると男はこう脅した。

その後「何歳だ…?」と長女に聞いた。

男は長女に年齢などを聞き粘着テープ(ガムテープ?)にて手足を緊縛。

「お前に用はない」と言い残し、長女の顔を殴りつけてその場を立ち去った。

(上記の流れは報道によって言葉の前後あり)


長女は、別室で寝ていた速水さんの妻に助けを求めた。

男が逃げたとみられる階段を下り、妻が階下を確認すると、リビングで速水さんが倒れ込んでいた。

妻と、一緒に寝ていた次女(10)の2人は、長女に知らされるまで騒ぎにまったく気付いていなかった。


●注

・(犯人は長女が「二段ベッドの上」で寝ていたところにベッドに足をかけ、のぞき込むような感じでいたところを長女に気付かれてた。との情報あり。)

・長女は犯人と面識なし。




・Aのバッグから財布がなくなっており、容疑者の男は金品目的の窃盗犯で、殺害後に財布を持ち去った疑いがある。

ただ、タンスなどに荒らされた形跡はなく、金銭目的なのかは不明。

また、夫を殺害後にわざわざ2階に上がり、長女を縛ったにも関わらず、財布以外は盗らずに玄関から逃走していたとみられることから、動機が不明で捜査は難航している。


台風の深夜の犯行だったこともあって、目撃情報も集まっていない


司法解剖の結果、速水さんは胸を中心に多数の傷があり、一部は深さが10センチ以上に達していた。

手や腕には身を守ろうとした傷跡があり、強い殺意で速水さんを襲った犯人と激しく格闘した形跡が見て取れた。


・犯人が侵入したとみられるのは、速水さんが倒れていたリビングと廊下を挟んだ和室。

窓は閉じた状態だったが、鍵が開き、ガラスが割れ、破片が周辺に飛び散っていた。

犯人はライターなどでガラスに高熱をあて、音を立てないように割って、鍵を開けた疑いがある。

「侵入方法は窃盗犯の手口にも見える」。捜査関係者は、こう指摘する。

一方で、凶器や長女の緊縛に使った道具は、犯人が持ち込んだ疑いが強まっている。

捜査関係者は「盗み目的のホシは姿を見られるゴタゴタを嫌う。修羅場につながる道具を持ち込み、あえて人を襲うのは考えにくい」と首をひねる。

捜査本部は速水さんを襲撃した犯人と、長女を襲った男を同一人物とみているが、一連の行動には謎が残る。

金品を取る目的であれば、速水さんを殺害した後に2階まで上がり、長女と接触してすぐに逃げた行動に疑問が残る。


Aを殺害後にわざわざ2階に上がり、長女Bを縛ったにも関わらず、財布以外は盗らずに玄関から逃走していたとみられることから、動機が不明で捜査は難航している。


「殺害だけが目的ではないというカモフラージュと思われます。犯人から見て性的暴行の対象にならないと思ったのだろう」という。犯行の目的については、「凶器やテープを事前に用意していたことから、速水さんの殺害が第一の目的だった。泥棒や強盗は怪しまれるから、凶器などを持ち歩かないものです。凶器を使うにしても、侵入してから台所の包丁を持ち出すケースが多いですね」




●焼き破り

「ガラス破り」の手口のひとつで、ライターやバーナーでガラスを焼いて割ったり、熱くなったところに水をかけヒビを入れて割って侵入する方法。

特別な工具や技術がいらないので、だれでも比較的容易にできる。

また、ガラスを割る音も小さいので、気づかれにくい




●周辺の状況

閑静な住宅地で普段、住民以外の人通りは少ない




●目撃情報

事件当日の16日未明は台風26号により、大荒れの天気となっていた。近所に住む男性は、事件直前の午前2時半ごろ、紺色のカッパを着た不審な人物がうろついているのを目撃している。

男性は「普段でも深夜は人通りのない地域。昨晩は台風で雨風が激しかったので『おかしいな』と思った」と話した。




●周辺で頻発していた犯罪

・関連があるかは不明だが、周辺では3年ほど前から、空き巣や自転車盗難の被害が起こっている


・近所の女性(44)は「盗難や空き巣のほとんどは火曜の深夜に起きていた。今回の事件とも似通った部分があり、気持ち悪い」と不安げに話した。捜査本部は、速水さん方から奪われた物がないかなどについても、慎重に確認を進めている。



●被害者の周辺の印象

・「体が大きくておとなしい。恨みを買うような人ではない」。速水さん方の近くに住む女性(42)は悲しげにこう話した。


・速水さんは地域のソフトボールクラブに所属。子供会のボウリング大会にも娘といっしょに積極的に参加していたという。「子煩悩なお父さん」として知られ、別の女性(43)は、速水さんが夕暮れ時に次女と一緒に帰って来る姿をよく見かけたという。「青のつなぎ姿で、娘さんのランドセルを背負い、楽しそうに話していた姿を思い出すといたたまれない」。女性は声を詰まらせた。



●見つかっていない凶器

・見つかっていない凶器の刃物は外部から持ち込まれた可能性が高いことが15日、捜査関係者への取材で分かった。


・捜査関係者によると、速水さんを刺殺した男は1階和室の窓を割って速水さんが寝ている部屋の隣のリビングに侵入したとみられるが、台所に立ち寄った形跡はなく、今のところ、家の中からなくなった刃物は確認されていない。越谷署捜査本部は2階で就寝していた速水さんの長女(13)の手足を縛った粘着テープ同様、男が用意した可能性が高いとみて、捜査を進めている。


・指紋も見つかっていないという一部報道もあり






●犯人の風貌

・黒っぽい上着を着た痩せた男。

・20代ぐらいの男




●捜査

台風26号が埼玉県内に接近していた10月16日未明に発生した事件は、16日で1カ月が経過する。捜査本部によると、15日までに捜査員延べ1967人を投入し、現場付近など約400世帯に聞き込みを行ったほか、関係者の聴取、現場資料の鑑定などを実施。不審者を含む情報提供は十数件あり、近隣141カ所の防犯ビデオも確認したが、容疑者の特定には至っていない。


 これまでの現場検証では速水さん方から指紋、足跡など数百点を採取。速水さんの財布は見つかっていないが、明確に物色された痕跡は家の中にないという。速水さんの周辺で金銭トラブルなども見当たらず、引き続き捜査員51人態勢で聞き込みや関係者聴取などを続けていく方針。



●茨城一家殺傷事件との類似性

・類似点が数点あり、茨城も子供の証言で若そうな声とあり、本事件も犯人は20歳位と言った報道もある。(ソースを要確認)


・事前に不審者の目撃情報があり、犯行現場の下見をしている事が伺える。


・台風の日や大雨が降っている時の深夜に犯行がおきている。


・子供との接触あり。


・盗み目的か危害を加えるだけの犯行目的なのか不明な点。


・しかしながら境町事件とは違い、子供には危害を加えていない点から同一犯ではないとの見解もある。



●考察

・被害者は会社に出勤するために準備しておりリビングの電気は点灯している状態で犯人が入ってくるのは謎?


・普段のAは2階で寝ているが、部屋を片付けのために、数日前から1階の居間で就寝していた。

との報道があり、事前に現場の下見をしていたのならば犯人にとっても予想外だったのか?



●情報提供先

現場付近の目撃情報は、越谷署捜査本部(電話048・964・0110)へ。

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