2012年にスペインのボルハという小さな町の小さな教会にあるキリストのフレスコ画をめぐって起きた騒動を…
画像で観た方が思い出してもらえるかもしれない
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1910年の作のキリストの絵の傷みが激しいので「私が修復しましょう」と81歳の自称画家のcecilia gimenez(セシリア・ヒメネス)さんが名乗り出て、5年をかけて修復したが、似ても似つかないものになってしまった事件です。
オリジナルの絵のタイトル"Ecce homo"(エッチェ オモ)。
Wikipediaによると「Este es el hombre. (これが例の男だ。)」というような意味のラテン語で、聖書のヨハネによる福音19章5節に出てくる、ポンテオ・ピラトがキリストの処刑前に敵意に満ちた群衆を前にキリストを示して発した言葉だそうです。
また、この騒動の舞台となった教会があるボルハ(Borja)という町はスペインはアラゴン州サラゴサ県にある人工5千人強の小さな町で、以前は観光客なんて来るのが珍しかったのだとか…
これが話題になってから訪れる人が絶えないらしいので、彼女が町興ししたようなもんですね。
出典……https://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/europe/spain/9765947/I-wish-I-could-turn-back-clock-says-monkey-mural-artist.html
彼女の絵は「修復」と呼ぶのは無理があるものの、facebook上には彼女のファンクラブも結成され一時期は10万人以上が「いいね!」をクリックされました。
2019年現在はどうなっているの?
あれからかなりの年数が経ち、現在はどうなっているかと言うと・・・
現在は来場者が多いので2ユーロの入場料が掛かるそうです。
教会内はグッズも売っているらしく中々の売れ行きなんだとか。
そして肝心の修復された絵には、保護の為アクリル板で覆われています。
修復前より厳重じゃねーか!?
修復された絵は写実的な絵ではなくなってしまったものの、なんとも味のある絵で僕は結構好きだなぁ。
何にせよ町興しも出来て街の方々は喜んでいる方が多いようなので良かったです。
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