2019年5月21日火曜日

今話題の『警視庁SSBC』部隊とは・・・数々の難事件を解決する警視庁のアーバントラッカー(都会の追跡者)

最近ニュース等で目にする機会が増えてきました、『警視庁SSBC』とは何なのか?情報を掘ってみたいと思います。



『警視庁SSBC』とは2009年4月に警視庁刑事部に設置され犯罪の広域化や電子化に対応した部隊です。
主な役割は電子機器の解析や捜査支援システムより得られた捜査情報の分析を行い、捜査員の支援を行っています。


『SSBC』とは、『Sousa・Sien・Bunseki・Center』捜査支援分析センターの略です。

SSBCには主に「機動分析係」と「分析捜査班・モバイルチーム」という2つのチームがあるります。前者は防犯カメラ画像回収の専門部隊で、後者はその画像と犯行手口や犯歴のデータベースを重ね合わせて分析する部隊です。


主に専門としている捜査は・・・

●画像解析や電子機器の分析を行っており、近年ではとんでもない台数になった監視カメラや電子機器に残されたデータから捜査対象者を割り出しています。
複数の監視カメラの映像をつないで追いかけていくリレー方式を得意としているみたいです。

●SSBCは、様々な規格の映像を取り込むことができ、その映像を手配容疑者などの映像と顔照合ができる『撮れ像』と呼ばれる独自の機材を持っている。

●都内のどの場所に民間の防犯カメラがあるかという『防犯カメラ設置データベース』も持っている。

●プロファイリングもする。
プロファイリングとは過去の犯罪事件にかかわる諸種のデータベースを活用して、新たな事件の犯人の型・特色を割り出す方法です。

●旅券や外国人登録証などの簡易鑑定も行う事が出来る。


上記の情報を統合するとSSBCは、サイバー犯罪対策室、鑑識、科捜研を組み合わせた様な組織になっているみたいです。


いわばハイテク機器の使用に特化し、情報精査のプロですね。
まんまトラッカー(追跡者)です・・・トラッキングで痕跡を探して追い詰めるハンターの様な印象を受けました。


そして、冒頭で『SSBC』を目にするのが増えてきたと言いましたが、それもその筈で、近年の重大事件の解決に多大なる貢献をしているからなんですね。

以下に『SSBC』が活躍し、解決した事件を一部紹介します・・・

●悠仁さまの机に刃物を置いた男、侵入事件『住所職業不詳の長谷川薫容疑者』の早期逮捕。
●アパート内で複数人の遺体を解体した『座間9遺体事件』『白石隆浩容疑者』の逮捕。
●渋谷のハロウィンで軽トラックを横転させた事件(逮捕者4名)。


結構な有名事件を捜査されてますね。
上記は氷山の一角であり、これ以外にも多数の事件を捜査していると思われます。

警視庁の花形と言っても過言ではないでしょう。

都市部では犯罪も起こりやすいので『SSBC』のさらなる活躍を一国民として応援します。

0 件のコメント:

コメントを投稿