若い子は知らないかな?
『ひょっこりひょうたん島』って言う人形劇のTV番組があったんですよ。
子供たちが遠足に行ったひょうたん島が火山の噴火で大海原に流され、そこにドン・ガバチョやトラヒゲといった個性的なキャラクターが現れ、ともに波に流されるまま奇妙な国や島を訪ねるというストーリーです。
ドタバタ劇ではあるものの、笑いの中に大人がクスッとするような風刺が込められているのが特長です。
でも、ネット上では昔から『ひょっこりひょうたん島』の登場人物は全員死んでいて、実は死後の世界の物語だと言う話があったんです。
で、今更気になったのでネットの海を彷徨って情報を集めてきました。
えーーーーっと…
結論から言いますと都市伝説は事実でした。
それも作者である井上ひさし氏がハッキリと『死後の世界である』と明言しています。
作者である、井上ひさし氏が、故郷である山形県川西町で開かれた「ひょうたん島」を語り合う講座の席上で、井上さんはスタッフにも伝えていなかった衝撃的な事実の秘密を話し始めました…
実は『ひょっこりひょうたん島』に登場する子供たち(大人も含む)は既に死亡しており、
ひょうたん島は、死後の世界である。
子供たちは、第1話にひょうたん島へサンデー先生と遠足に行った時、
火山の噴火で死亡しました。
漂流する島で過ごすという設定上、どうしても不可避な食糧問題をスルーするための設定との事。
この設定は原作者2人の秘密であり、作中では明言されていないが、「御詠歌」(霊場で歌われる巡礼歌)や「四国霊場」など、死を連想させるものが劇中にたびたび登場していたらしいです。
こども達のユートピアとする為、この作品には子供は沢山出てきますが、彼らの親は誰一人として出てこない。その理由もここに。
登場人物を全て「死んだ子供たち」としたのは、物語の場をユートピアとして設定するため。
井上、共作者で78年になくなった山元護久、竹井ディレクターの3人とも、家庭の事情で親に頼れない少年時代を過ごした。
「大人たちに徹底的に絶望した」少年たちが、ユートピアとして考えた「ひょうたん島」は、「親も大人も存在しない、我々が新しい生き方を作って行かなくてはならない、どこでもない場所」になっていったという。
子供たちの親や大人に絶望したうえでもつ明るさを、死んだ人間のもつ明るさを描きたかった。
今回井上が講座で秘密を明かしたのは、「みんながひょうたん島を好きなことがよく分かったので、基本的なことを知っておいて欲しいと思ったから」との事です。
この事を聞かされた人達は、ショックを受けた方もいたみたいですが、井上さんの話に聞き入っていたそうです。
こういった事を頭に入れて再度見直してみると新たな発見があるかもしれませんね・・・
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